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2006年3月25日

第六回遼金西夏史研究会(感想)

 3月11、12日に東京外国語大学で開かれた第六回遼金西夏史研究会に、今年初めて参加した。
事前にメールで参加確認をしたのだが、アマチュアである私を快く受け入れてくれた。
この研究会は名前のとおり10世紀から13世紀の中国・モンゴルの歴史を主要対象とする。
比較的狭い時空を扱うわけだが、自分にとっても最も興味がある所で、その点でもとても楽しく参加することができた。
2日間で7つのテーマについての発表がなされたが、時間的にも物足りなさが無いところも良い。

7ついずれのテーマも興味深かったが、中でも寧夏大学西夏学研究中心教授の杜建録氏の「新出土唐五代宋初夏州拓跋政権墓誌の研究(要旨)」はとても惹かれた。
ここで紹介されている新発見の夏州拓跋政権の墓誌とは、李継遷が挙兵するよりも前の時代に、タングート勢力の中心となった人たちの墓誌のことだ。
しかも「拓跋守寂」「李任福」「李継イン(竹冠に均)」といった実際に歴史書に名前が残る人、あるいはその妻の墓誌が見つかったということだ。
杜氏の研究はそこから更になにを読み取ることができるかというものだが、その内容の前に墓誌の発見に驚いてしまう。
残念ながら今回は墓誌の文面については写真一点のみだったが、是非、そしてできれば本物を拝みつつ、そこに何が書かれているのか読んでみたい。

他にも西夏文字や契丹小字を取り上げた研究など、今まで本の中のものでしか無かったものが具体的に語られるというのは、とても新鮮で楽しい体験だった。
また、そういう研究を今行っている人たちと知り合いになれたことも貴重な財産だ。
来年も是非参加しようと思う。

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