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2006年4月26日

由布院にて

 先週、二年ぶりに由布院へ行ってきた。
春に訪れるのは初めて。ソメイヨシノはもう散ってはいたが、山桜や菜の花が
咲き、楢や楓の若葉が開き、青空に由布岳が浮んでいた。朝晩はまだ寒かったが、
のんびりとそぞろ歩くにはとても良い季節だ。

「由布院」と書いたが、観光地としては「湯布院」という書き方の方が一般的と
思う。鉄道の駅名が由布院であるように、駅を中心とした温泉地の名前は「由」の
字を使う。このあたりのもともとの地名が由布院なのだ。由布院は今から50年前に
湯平村と合併して湯布院町となった。その湯布院町も昨秋に無くなった。平成の
市町村合併の結果である。今は由布市だ。
辞書に登録されていないので、一文字づつ打たないといけない。

由布市のある大分県は全国で最も徹底的に市町村合併が行われた県である。
二年前には58あった市町村が現在は18にまで減った。
合併しなかった市町村が五つのみで、その他が13の市に再編された。
これは明治に郡区制が発足した当時の郡の数12に近い。

由布院に話が戻る。由布市は三つの町が合併してできたのだが、市役所は元の
三つの町役場に分散したままだ。旧湯布院町役場は、由布市の湯布院庁舎と
なっている。ただ、市長室は違う庁舎にあるので、湯布院庁舎は市長のいない
市役所というわけ。由布院にとって首長との距離が遠くなったことだけは
事実のようだ。

市町村合併の正否についてはいろいろと言葉のあるところだが、自分にとって
一つだけ確かなことは、このような生活に直接関わる問題は、その地域の意志
のみで決めるべきということ。地域外の思惑によって半ば強制することは
すべきではないと思う。市町村合併の次に道州制といわれているが、上からの
押し付けではなく、地域の意志によって作り上げられるべきなのだ。


由布院は地域の人達の努力によって作り上げられてきた町であり、その事で
テレビにも取り上げられ、実際に携った人達の話を聞いてみて、その意志を
強く感じる町の一つでもある。
由布院は素敵な露天風呂や宿がいくつもある魅力的な町だ。
今度はもっとのんびりと出掛けてみたい。

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