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2006年7月25日

旅行人

季刊旅行人 2006夏号
雑誌87849-07
2006.7

 旅行人は知る人ぞ知る、主にバックパッカーを対象にした旅行雑誌だ。かつて自分がバックパッカーだった頃、インドやネパールの日本人が出入りする宿や食堂で見かけて、暇つぶしに読んだものだった。バックパックから離れても、時々本屋で見かけて気が向いたら手に取ることもあったが、買ったのは何年ぶりだろう。

 久しぶりに買ったのは、特集が「ラサの21世紀 チベットの聖都ラサが迎えた新時代」だったからだ。今夏、青海からサラまで鉄道が開通した。今年がチベットにとっての一つの区切りになった年、として語られるのはたぶん間違いないだろう。

 自分はまだラサに行ったことがない。10年前にチベットの入り口までは行ったのだが、そこから引き返した。当時、ラサは旅の目的地には入っていなかった。当時のラサは、様々な苦難を乗り越えて潜り込むように訪れる街だった。以来、サラは行ってみたい街のひとつとしてありつづけている。
昨今は、ラサとはどういう街なのか。

 中国では大抵の街がこの10年で劇的に変わったのだろうと思う。自分の知る範囲では北京がもっとも変わった。北京駅前には当時の面影はほとんど残っていない。10年前のラサを知らない自分にも、誌面の写真から大きな変化があったことは想像できるが、その大きさは分からない。

 ラサを含むチベットは、近代の歴史の中でももっとも大規模な実験場だ。その結果がどうでるのかにはかなり興味がある。ただ、その答えがいつでるのかは分からない。

 ラサは行ってみたい街の一つではあるが、必ずしも優先度は高くない。いつの日か、自分が初めて目にするラサはどんな姿をしているだろうか。我侭な言い分なのだが、その時にあってもラサが自分の好奇心を刺激する街であって欲しいと思う。

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