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2006年10月 6日

10月6日購入書籍

ユーラシア考古学選書
漢代以前のシルクロード
〜運ばれた馬とラピスラズリ〜
川又正智著
ISBN4-639-01945-9
雄山閣 2006.10

 1.“シルクロード”以前---文明圏を超えて
 2.張騫鑿空記事の検討---張騫以前にも在った路
 3.ラピスラズリの路---遠距離交渉の確認
 4.運ばれた馬と車---複雑な事物の伝播1
 5.去勢の風は東伝したのか---複雑な事物の伝播2

 この5章よりなる。著者の書というとウマ駆ける古代アジアを思い出す。ウクライナでの発掘成果から、馬の利用や騎乗がいつから始まったのかといったことが話題になったころと記憶している。また同書内に鐙について触れた箇所があり、三国志の漫画によく描かれる武将が鐙で踏ん張っているシーンは嘘、というのも話題になった。

 シルクロードものの本では、「シルクロードは張騫から始まった」と書いてあるものがあったりするので、この本で張騫以前の部分がどの程度考証されているかは楽しみだ。3章あたりは特に。

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コメント

ぬ、これは読まねば!

東西交渉ということでは前2000年紀の半ばにはアンドロノヴォ文化とか、アルタイ地方からウクライナ地方まで共通した世界がバシッと立ち上がってくるので少なくともそこまでは遡らないといかんだろうなぁと思っています。
騎馬よりは馬車がメインでしたでしょうが。

中華様が出てこないと始まらないなんていう世間の偏見を打ち破る良書であることを期待してます。

投稿: 蒸しぱん | 2006年10月 7日 18時11分

蒸しぱんさん、ども

そこまで書いてもらえると楽しいんだけど。さてどうだろう(^^;
未読本の山なので、いつ読むか未定だけど、まあ、年内には読むかな(^^;
そんときは性懲りもなく書評書きますんで(笑

投稿: 武藤 臼 | 2006年10月 8日 01時11分

本屋さんで中身を確かめました。
さすがにそこまで遡ったりはしないようですね>アンドロノヴォ文化
「謎の」アンドロノヴォ文化といわれていますが・・・そんなに謎なんだろうか。

文中に青銅器が世界にどのように伝播していったか、という図がありましたがあの図(チョールニフの「ソ連の古代冶金技術」がネタ元)はいつか北ユーラシア本で使ってやろうと思っていたので先を越されて少々残念(^^;;

日本列島に金属器が波及してくるのは西シベリアの北の果て、ヤマル半島と同じ頃なんじゃよーと「北ユーラシアの後進性」という偏見を砕く一助にしようと思ってました。冬の本で使うか・・・

投稿: 蒸しぱん | 2006年10月16日 01時32分

青銅器伝播ネタ是非ものにしてください。
楽しみにしてます(^^)

それにしても、もう少し早く朝鮮海峡渡っても良いように思うんだけど
必要性がなかったんですかねえ(^^;

投稿: 武藤 臼 | 2006年10月17日 00時19分

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