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2006年12月26日

選挙制度改革

 今年もいろいろニュースがあった。政治ニュースの中でも談合は大きなもののひとつだろう。談合にとどまらず、行政に対して議会が監視機能を果たしていないことを問題としたい。

 議会は法律、条例を作る機関でありながら、実際にその条文を作っているのはほとんどが役人である。これは可笑しな話である。また議会において、答弁の解答を用意するのと同じ役人が、議員の為に質問を書いているという話もある。

 政治制度をより良くするため、議員の質の向上が必要であり、その対策の一つとして選挙制度の改革を提案したい。


 何人もの知事が逮捕されて明らかになったように、今の選挙は金が懸かるものであるらしい。かつて「政治は金が懸かる」という掛け声のもとに、政党助成金という制度ができた。金が掛かるのは政治ではなくて選挙だったのか。ならば助成金ではなく、金が掛からない選挙の仕組みを作ればよいと思うのだが。

 そうならない理由は簡単だ。選挙に金をかけた者が当選するという体制に意味がある。既得権益にしがみつく議員というが、議員そものものが既得権であり、この権益は二世議員や地盤を継承したいわば養子議員に相続されていく。政党助成金は、既存の政党を維持するために税金を投入しているということ。

 もちろん、地盤も資金もなく当選して頑張っている議員もいるのだがそれは少数派。この点は国会でとくに深刻で、以前のように無所属として活躍する議員は今や皆無だ。

 議員になる為の敷き居を低くすること、つまり金や地盤が無い人でも現職議員と対等に選挙ができるようにすることで、議員というものを一般に解放し、(使い古された言い回しだが)競争原理によって質の向上を図る。これで問題が解決するわけではないが、方向性としては小さく無い意義があると考えている。


 私は選挙カーが嫌いだ。やたらに騒音をまき散らしてただ名前を連呼していく。自分にとっては、街宣や大きな選挙事務所にはなんの意味もない。今まで、投票には行くことにしてきたが、入れたい党に投票したことがない。入れたくない党を順に引いた残りに投票してきた。入れるべき名前が見つからずに白票を入れたこともある。選挙制度の根本的な改革を公約にする党があれば、積極的に投票してもよいと思っている。

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