« (書評)タタールのくびき | トップページ | 2月23日購入書籍 »

2007年2月22日

歴史と気候、あるいは温暖化

 今年の冬が暖かいことは間違いない。2月に山城登りができるとは思っていなかった。天気さえ良ければこの週末も出かけようと思っているので、今月は3回になるかもしれない。ひと冬が温暖だったからといって、温暖化と騒ぐのは気が早すぎる。では問題が無いのかと聞かれれば無いとは言い切れない。ただ周りが騒ぐと醒めていく性格上、TVが騒げば騒ぐ程嘘臭く聞こえてしまう。

 ネット上を見ても危機、あるいは騒ぎの方向性を疑問視する意見にも一定の理が見える。科学的な情報を整理している余裕が無いので、態度保留というのが現状。


講座 文明と環境 第6巻
歴史と気候
吉野正敏・安田喜憲 編
ISBN978-4-254-10556-8
朝倉書店 1995.12

 この本を買ったのは8年ほど前。私のような趣味で歴史モノを読んでいる者が、気候変動が歴史に及ぼした影響という話を目にする様になったのは、その少し前頃だったかと思う。この本は、とある機会にそういう方向の専門書をと思って買ったもの。

 気候変動と歴史という文脈では、例えば五胡十六国から南北朝という混乱の時代は寒冷化による人々の大移動に、14世紀後半からのモンゴル帝国の崩壊にも寒冷化による生産性の低下に原因の一端を求めるといったもの。古気候を復元するデータが増えてきた昨今、興味深い話であることは確かだ。この本でも「渤海の盛衰と気候変動」「後漢帝国の崩壊と倭国大乱」といった章を設けている。

 この話からすると寒冷化が混乱の元凶なのだから温暖化は歓迎すべきでは・・・というのは単純化し過ぎではあるのだが。

 記録的な暖冬の影響がどう出るか、取りあえず夏の水不足とそれに続く不作が心配ではある。

|

« (書評)タタールのくびき | トップページ | 2月23日購入書籍 »

その他」カテゴリの記事

コメント

温暖化の思わぬ影響…。

シベリアが穀倉地帯に>
人手不足解消に中国から労働者を1億人くらい導入>
数十年後、中国系人口が5億人くらいに増加>
選挙で中国系の大統領が選出される>
更に数年後、「ロシア連邦の人民からの申し出により」中国に併合

なんてなことになったりして(笑)。

投稿: 雪豹 | 2007年2月23日 22時21分

あれ?
中国による密か?なるシベリア併合作戦・・・って既に発動されてたんじゃなかったっけ(笑
昨今、出稼や商用でどのくらい人が動いているかはよくしりませんが、けして少なくはないでしょう(^^;

投稿: 武藤 臼 | 2007年2月24日 01時19分

あの雨量の地域を穀倉化なんてしたら、中国東北地方の二の舞ではすまないのでは…。

投稿: hasu | 2007年2月24日 03時41分

> 既に発動されてたんじゃなかったっけ

既に発動済みです。
まずはバラバステップに大量入植開始、ですよ。
ロシアも何を考えているんだか・・・

投稿: 蒸しぱん | 2007年2月25日 00時27分

つ「ロシア民族主義者「中国人の侵入を阻止」役所に乱入」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0214&f=politics_0214_002.shtml

「ロシアに滞在している中国人は1989年に数千人だったが、2002年には326万人に増えたとの情報がある。」

(つд⊂)ゴシゴシ
((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

投稿: 蒸しぱん | 2007年2月25日 00時33分

>あの雨量の地域を穀倉化なんてしたら、中国東北地方の二の舞ではすまないのでは…。

実際問題として温暖化すればシベリアの場合確実に湿潤化すると思います。といっても元が500mm以下だからどの程度増えるか。穀物生産を考えるとシベリアの場合温度はともかく土壌はどうなんだろう。


>2002年には326万人に

いや、これはまじで小さくないですねえ。
どうなるんだろ・・・

投稿: 武藤 臼 | 2007年2月25日 01時17分

そうだよね~。
国家百年の計なんて悠長なこと言ってると、西シベリアの貴重な炭素資源を計画性のないロシア人が使い切っちゃうから急がなきゃ。

>ロシアも何を考えているんだか・・・

ククーシュカの監督か誰だかが、
「来年のことを考えているロシア人はいないので…。」
と言ってたけど、本当みたいね~(笑)。

投稿: 雪豹 | 2007年2月25日 07時17分

>「来年のことを考えているロシア人はいないので…。」

そういうもんなんですか?
ロシアがこれからどうなるのかってことはさっぱり分かりません。
浮き沈みの激しいお国柄だから、自分が生きてる内にもう一回くらい世界地図が書き換えられるような事件が起きるかもしれませんが。

投稿: 武藤 臼 | 2007年2月25日 21時36分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/162739/14014157

この記事へのトラックバック一覧です: 歴史と気候、あるいは温暖化:

» 問題提起 [地球冷却運動 (Earth Cool Movement) [地球温暖化防止対策]]
 地球温暖化が、世界中で多くの不幸をもたらしています。異常気象により被災者になってしまう人や沈み行く島に住む人々。絶滅してしまう動植物も・・・。  この不幸を回避するために、私たちは何が出来るのでしょ... [続きを読む]

受信: 2007年2月24日 08時55分

« (書評)タタールのくびき | トップページ | 2月23日購入書籍 »