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2007年2月18日

高句麗史と東アジア

 先日読んだ『五胡十六国の基礎的研究』の注に引かれている本書がどうにも気になった。ネットで探しても詳細な目次は出て来ないし、古書の出物にも手頃なものがない。府内図書館の蔵書検索をかけたら一冊だけあったのでさっそく借りてきた。2週間で返却なので『シルクロードと唐帝国』よりも先に読まなくては。


 以下に目次を残しておく。

高句麗史と東アジア
武田幸男 著
ISBN4-00-000817-X
岩波書店 1989.6
所蔵:京都市立中央図書館

序章 高句麗史研究と『広開土王碑文』
  一 高句麗史研究の動向
  二 『広開土王碑文』研究の課題
  三 原石拓本の探究
  四 本書の課題

第一編 広開土王の領域支配
 第一章 広開土王の領域拡大
  一 問題の所在
  二 「攻・破」された城と村
  三 永楽六年条の五八城
 第二章 新領域の城---戸支配
  一 守墓人烟戸の挑発
  二 韓と穢の新領域における城---戸支配
  三 韓と穢の新領域における城の改編
 第三章 新領域の種族支配
  一 永楽五年条の「稗麗」解釈
  二 新領域における守墓役の免除
  三 「韓」・「穢」地域の種族支配
 第四章 旧領域の支配形態
  一 旧領域の種族支配(一)---「東海賈」と「俳婁人」
  二 旧領域の種族支配(一)---「民」と中国人集団
  三 旧領域の城民と谷民
  四 結語---高句麗の領域支配

第二編 広開土王代の国際関係
 第五章 「朝貢」関係の基本性格
  一 問題の所在
  二 永楽六年条の百残(百済)・新羅関係
  三 永楽八年条の粛慎関係
  四 永楽一〇年条の新羅関係
  五 永楽二〇年条の東夫餘関係
  六 結語---「朝貢」の基本性格
 第六章 高句麗勢力圏の展開過程
  一 問題の所在
  二 永楽六年条の「跪王」と百残(百済)関係の展開
  三 永楽九年条の「帰王」と新羅関係の展開
  四 「奴客」の実態
  五 東夫餘関係の解釈
  六 結語---太王恩慈の宣揚
 第七章 辛卯年条記事の再吟味
  一 問題の所在
  二 辛卯年条記事をめぐる“新説”の内容
  三 辛卯年条記事の釈読
  四 “前置文”としての辛卯年条記事
  五 辛卯年条記事と永楽六年の百残(百済)戦
  六 永楽六年の百残(百済)戦における戦術・戦略
  七 結語---辛卯年条記事私釈
 第八章 『三国史記』広開土王本紀の国際関係
  一 問題の所在
  二 「本紀」対外記事の整理
  三 「本紀」の国際関係と『広開土王碑文』
  四 結語---「本紀」対外記事の批判

第三編 高句麗の東アジア認識
 第九章 長寿王の東アジア認識
  一 問題の所在
  二 『広開土王碑文』の倭と倭認識
  三 『広開土王碑文』の中国観
  四 長寿王代の対外政策
   1 西方和平策への転換
   2 南方進出策の推進(一)---高句麗の平壌遷都まで
   3 南方進出策の推進(二)---高句麗の漢城奪取まで
  五 結語---東アジア認識の原点
 第一〇章 高句麗「太王」の国際性
  一 問題の所在
  二 「国岡上広開土境平安好太王」号の伝統性
  三 「永楽太王」号の現実性
  四 高句麗「太王」の用例
  五 「太王」存在基盤の点検
  六 高句麗君主の「王」と「太王」
  七 結語---東アジアの「太王」号

第四編 高句麗王権の史的展開
 第一一章 高句麗王系成立の諸段階
  一 『広開土王碑文』王系の問題点
  二 高句麗王系の体系と伝説王系
   1 高句麗王系の区分体系
   2 伝説王系の成立
  三 大王王系の創出
   1 大王王系の特色と問題点
   2 大王王系の創出
   3 大王王系の成立
  四 丸都・国内王系の加上問題
   1 丸都・国内王系の復元
   2 王系加上の背景
   3 加上王世系の異伝
   4 加上王の成立
  五 結語---『三国史記』王系成立に諸段階
 第一二章 牟頭婁一族と高句麗王権
  一 問題の所在
  二 『牟頭婁墓誌』の釈文
  三 墓主とその族系
  四 祖と父の事績
  五 「聖王」と「奴客」
  六 「北夫餘」の意義
  七 結語---或る中堅氏族の軌跡
 第一三章 高句麗官位制の史的展開
  一 問題の所在
  二 七世紀官位制の基本構造
   1 『高麗記』とその問題点
   2 最末期の官位制
   3 十三等官位制の構造
  三 官位制の形成と展開
   1 六世紀の官位制
   2 初期官位制の形成
   3 官位制の新展開
  四 官位の性格
   1 大対廬と莫離支
   2 莫離支の正体
   3 兄系官位と使者系官位
  五 官位制の運用
   1 官位の昇進例
   2 官位制の階層性
  六 結語---高句麗官位制の特色

終章 丸都・国内城の史的位置
   ---所在論から歴史論への試み---
  一 問題の所在
  二 資料上の王都変遷観
  三 丸都城と国内城の所在
  四 国内城の成立と高句麗「国」
  五 結語---丸都・国内時代の史的位置

付録一 『広開土王碑文』釈文
付録二 『広開土王碑文』釈読

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