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2007年4月 4日

百選

 国土交通省が「船から見る風景100選」を公募(BNN)

 少し古いニュースだがこれによると、

国土交通省海事局は、船上からしか見ることのできない美しい風景などを広く紹介し、誘客につなげる目的で「船から見る風景100選」を募集する。
ということだそうだ。また新しい百選、いったい幾つ目の百選だろうか。ちょっと調べてみると一覧表が出てきた。

 百選(Wikipedia)

 全国を対象にしたものだけで63載っている。随分あるが知らないものも多いし、これで全てというのでもない。ここ半年くらいのニュースで見かけたものでいうと、日本公園緑地協会による「日本の歴史公園百選」、古都保存財団による「美しい日本の歴史的風土100選」がある。


 そもそも百選というのは、統一された企画とか統括官庁とかがあるわけではなく、選者は個人であったりマスコミであったりと様々。全部を調べたわけではないが、最近は国が絡んで財団などの法人が主催しているものを見かける。上の3つはどれも国土交通省絡みだ。

 今の百選ブーム(静かな? 一部関係者だけの?)がいつ頃から始まったのか今一つ記憶が定かではないのだが、ここ15年くらいのものかと思い少し調べてみる。1985年に環境庁が選定した「名水百選」、1986年に建設省が選定した「日本の道100選」あたりが走りで、1990年に日本さくらの会が選定した「日本さくら名所100選」の頃からわりと盛り上がってきたのかなという気がするがどうだろうか。

 古さという点では、1927年に遡る「日本百景」が一番古そうだ。また、登山家深田久弥の著書「日本百名山」の出版は1964年のことだそうだ。

 数ということでいうと、必ずしもどれもが100個選んでいるというわけではない。100より多いのもあれば少ないのもある。「美しい日本の歴史的風土100選」は、何故か中途半端に101で、さらに特別枠と準100選があって併せると200を越える。


 ところで、「今の百選ブーム」と書いたが本当にブームなのか。自分は少し気にはしているがとっくにブームは過ぎ去った気分でいる。名水、桜などは、それなりに価値があるように思うが、今の雨後の筍状態では大幅な値下がり感が否めない。名前はもっともらしいのだが、ピンとこないものも多いし。

 冒頭の「船から見る風景100選」の意図は分からんでもないが、これが誘客につながるとはとても思えない。「今さら役人が主導するだけ税金の無駄、国交省の役人てそんなに暇なのかな」といったオチでどうだろうか。

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