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2007年4月 2日

黄砂

 今日は、なんとも景色がねむたい一日だった。日は出ているのに丸一日黄砂のために黄色く霞んでいた。

 近畿各地で黄砂舞う 大阪市内のビル群や大阪城もかすむ(朝日新聞)

 近畿各地は2日、中国大陸から強い西風に乗って運ばれた黄砂が舞った。大阪市内のビル群や大阪城も白いもやがかかったようにかすんだ。
 時事通信によればその発生源とされる中国でも大きな影響がでたらしい。
 
 中国北部で黄砂発生=欠航、停電など影響出る(時事通信社)
 中国北部の内モンゴル自治区などが3月30日から強風を伴った黄砂に見舞われ、停電や航空機の欠航などの影響が出た。

 気象庁のHP黄砂情報というページがあり、ここ数日の黄砂の広がりがわかる。黄砂観測実況図の日付けを3月30日から31日、4月1日と変えると、黄砂がモンゴル高原から朝鮮半島を経て2日で日本まで広がったように見える(見えるだけかもしれないが・・・)。

 シルクロードの水と緑はどこへ消えたか?(昭和堂)に収録されている中野孝教氏の「砂漠化は地球環境に何をもたらすのか?」によれば、

 黄砂の発生地域の特定は難しいことが多い。一口で言えば、黄砂のおもな発生地域は砂漠である。北中国における黄砂の二大発生源はタクラマカン砂漠とゴビ砂漠南西部、発生量は黄砂全体のそれぞれ六四パーセントおよび三五パ−セントと見積もられている。
 今回もその地域が問題かといえば、単純な話ではないようだ。日本や韓国での黄砂の発生が近年増加しているという観測結果がある一方、中国北部では1980年以降一貫して黄砂や黄砂嵐が減っているという観測結果も紹介されている。また、近年の黄砂ではモンゴル高原東南部の影響も考えられるという。



 黄砂の原因として、砂漠化の拡大が槍玉に上げられるが、同書によれば中国では20世紀最後の20数年間に1000平方キロに植林する「緑の壁」というプロジェクトの計画があったという。写真は、1995年に内モンゴル東部、シリンホト市の郊外で見かけた植林地のもの。ここもそのプロジェクトの一部なのだろうか。10年以上が過ぎた今、植林地はどうなっているだろう。

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