« 高鍋城と財部城 | トップページ | 2009年の大河ドラマ »

2007年5月25日

モンゴル年代記

アジア史選書 009
モンゴル年代記
森川哲雄 著
ISBN978- 4-89174-844-9
白帝社 2007.5

 元朝秘史以降のモンゴルで編纂された年代記を解説した本。自分的には、モンゴルの歴史書というと『元朝秘史』(平凡社東洋文庫の『モンゴル秘史』など邦訳されている)、サイキさんがHPで紹介された『アルタン・トプチ』(著者不明版?)、岡田英弘氏が邦訳された『蒙古源流』しか馴染みがない。

 前書きによれば、『チャガン・テウケ』は16世紀後半に編纂されたもので、モンゴルへのチベット仏教導入とチンギス・ハーン廟祭祀について記したもの。『アルタン・ハーン伝』、著者不明『アルタン・トプチ』が17世紀前半の編纂で、『蒙古源流』以下は17世紀後半以降、清朝の影響の下で成立したものとのこと。

 400ページを越える大著で興味を惹かれる内容なのだが、未読がかなり溜まっているのでしばらく本棚にかざっておく。

 内容は、以下のとおり。

第一章 『元朝秘史』---北アジア世界における初めての年代記---
第二章 チベット仏教のモンゴルへの再流入
第三章 『チャガン・テウケ』
第四章 『アルタン・ハーン伝』
第五章 著者不明『アルタン・トプチ』
第六章 『蒙古源流』
第七章 『アサラクチ史』
第八章 『シャラ・トージ』
第九章 ロブサンダンジン『アルタン・トプチ』
第十章 十八世紀前半のモンゴル年代記
第十一章 十八世紀後半のモンゴル年代記

 第十章で、『ガンガイン・ウルスハル』、『蒙古世系譜』、『アルタン・クルドゥン・ミンガン・ケゲストゥ・ビクチ』、第十一章で、『ボロル・エリケ』、メルゲン・ゲゲン『アルタン・トプチ』、『アルタン・ナプチト・テウケ』が取り上げられている。

|

« 高鍋城と財部城 | トップページ | 2009年の大河ドラマ »

収集本(アジア)」カテゴリの記事

コメント

むとさま

 さすがに情報を得るのがお早いですね。脱帽です。
 お早めに、飾り棚から下ろしてくださりますよう!


投稿: あかさか | 2007年5月28日 18時29分

ご無沙汰しております

努力させていただきます(笑)

↓どのような内容だったのでしょうか。かなり興味あります。
http://dmatsui.cocolog-nifty.com/abitaqur/2007/05/6_b1fb.html

投稿: 武藤 臼 | 2007年5月29日 00時22分

配布資料がイササカ余っておりますので差し上げます。当分、関東には来られませんよね? 郵送いたしましょうか。

投稿: あかさか | 2007年5月30日 15時32分

残念ながら今の所箱根を越える予定はありません。
ぜひおねがいしますm(_^_)m

今年も一度くらいは上京したいな・・・

投稿: 武藤 臼 | 2007年5月30日 22時02分

こんにちは。こちらで情報を知って購入してみました。北元の歴史にそこそこ興味がありますので。手頃な価格で重厚そうな内容にみえました。当面のあいだ本棚の飾りになりそうなのは右に同じですが。

投稿: nagaichi | 2007年6月 1日 03時39分

むとさま:

了解です。少し時間がかかるかも知れませんが。

ひとまずは、これで。

http://www.l.u-tokyo.ac.jp/tokyo-ias/centraleurasia/meeting/2007/070526.htm

投稿: あかさか | 2007年6月 1日 13時55分

nagaichiさん、いらっしゃいませ
どうも爽やかな?春の妖気のせいか、最近電車の中でも眠くてなかなか読書が進みません。
梅雨が鬱陶しくなる頃にはもう少し気合いを入れて読めるようになるかも(笑)

投稿: 武藤 臼 | 2007年6月 1日 21時56分

あかさかさん、ありがとうございます。
カラホト文書というと西夏のことしか頭にありません。
東方チャガタイ家関係の資料があるのは知りませんでした。
楽しみにしてます。

投稿: 武藤 臼 | 2007年6月 1日 21時59分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/162739/15204113

この記事へのトラックバック一覧です: モンゴル年代記:

« 高鍋城と財部城 | トップページ | 2009年の大河ドラマ »