« 2本目のタクラマカン沙漠横断道路 | トップページ | 中国歴史紀年表 と 巍巍帝都 »

2007年6月14日

北魏胡族体制論

北海道大学大学院文学研究科 研究叢書
北魏胡族体制論
松下憲一 著
ISBN978-4-8329-6683-3
北海道大学出版会 2007.5

 關尾史郎のブログの記事で知った一冊。五胡十六国の基礎的研究を読んで以来、五胡十六国時代や北魏は面白い、もう少し深く知りたいと思っている。ただ畑を広げる余地があまりないので専門書新刊の案内に飛びついておいて、折りをみて読んでみようと思うくらいなのだが。

 今月初めに取り寄せようと注文を出したら、まだ出版されていないといわれて今週やっと手に入ったところ。

 本書は6章よりなるが、序文によれば1999年以降に発表した5本の論文を再構成した第1から5章と、新たに書き起こした第6章よりなるとのこと。以下に目次を詳細に書き出しておく。購入した時モダンな表紙にちょっと驚いた。


第一章 「部族解散」研究史
 序言
 第一節 研究動向
 (一) 日本国内の研究動向
 (二) 海外の研究動向
 第二節 個別の見解の相違、対立点
 第三節 分析方法
 (一) 史料の分析
 (二) 部族長の部民統領権の分析

第二章 領民酋長制と「部族解散」
 序言
 第一節 領民酋長制の起源と「部族解散」
 第二節 「分土定居」と八部制
 第三節 六鎮の領民酋長制
 小結

第三章 北魏石刻史料に見える内朝官---「北魏文成帝南巡碑」の分析を中心に---
 序言
 第一節 内阿干
 第二節 内行内小
 第三節 内都幢将
 第四節 羽真
 小結
 附 北魏文成帝南巡碑碑陰

第四章 北魏の洛陽遷都
 序言
 第一節 遷都前の諸改革
 (一) 廟号および南郊祭天の改革
 (二) 爵制の改革
 (三) 西郊祭天の廃止
 第二節 官制改革と遷都計画
 第三節 遷都の実行
 (一) 南伐従軍者の構成要素
 (二) 南伐における献文六王の役割
 (三) 遷都決定後の動向
 小結

第五章 北魏の国号「大代」と「大魏」
 序言
 第一節 書籍資料における国号「代」
 (一) 『魏書』における「皇代」
 (二) 『魏書』の「有代」
 (三) 他の書籍の事例
 第二節 石刻等史料の分析
 (一) 形式
 (二) 時期
 (三) 地域
 (四) 身分
 第三節 国号「代」使用の背景
 小結
 附 「大代」表

第六章 北朝正史における「代人」
 序言
 第一節 『魏書』における「代人」
 (一) 列伝
 (二) 集団呼称
 第二節 『北斉書』における「代人」
 (一) 北辺残留者
 (二) 河南洛陽人
 (三) 来歴不明者
 第三節 『周書』における「代人」
 (一) 北辺残留者
 (二) 河南洛陽人
 第四節 『隋書』における「代人」
 第五節 族譜の編纂と「代人意識」
 小結
 附 「代人」表
 附 『元和姓纂』表

結語

|

« 2本目のタクラマカン沙漠横断道路 | トップページ | 中国歴史紀年表 と 巍巍帝都 »

収集本(アジア)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/162739/15437032

この記事へのトラックバック一覧です: 北魏胡族体制論:

« 2本目のタクラマカン沙漠横断道路 | トップページ | 中国歴史紀年表 と 巍巍帝都 »