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2007年6月19日

西夏三号陵 ほか

 ネットで見かけて注文した中国の新刊がまとめて届いた。

寧夏文物考古研究所叢刊之九
西夏三号陵
---地面遺跡発掘報告
寧夏文物考古研究所・銀川西夏陵区管理処 編著
ISBN978-7-03-017374-4
科学出版社 2007.6

 西夏時代の皇帝の陵墓の内、李元昊のものではないかと言われている3号陵(詳しくはHPの3号陵を参照)について、2000年から2001年にかけて四回に亘って行われた発掘調査の成果を纏めた報告書。大量の図版や写真が添えられハードカバーで500ページ超と百科事典なみな重さ。西夏語の碑文断片も収録されているが、まさに断片で残念ながら文章の体を成すものは無い。

 李元昊の陵墓と言われているのは有力な説というだけで、決定的な証拠はまだ見つかっていないのだが、この報告書も同様で従来の仮説に発掘資料から間接的な説明を追加しているのみ。

 

中華人民共和国
行政区劃簡册 2007
中華人民共和国民政部編集
ISBN978-7-5031-4352-6
中国地図出版社 2007.3

 中国でも県や市の合併が良くあるという話は以前にも書いたが、手元にある行政区劃簡册が2004年版だったので3年ぶりに買ってみた。比べてみるとそれほど大きな変化は無かった。地区から地級の市への昇格が1、無くなった県級の市が5、無くなった県が7といったところ。

 市に昇格したのは甘粛省の南部、それまで隴南地区と呼ばれていたところで、そのまま隴南市になった。隴南地区の中心は、三国志の時代に魏と蜀が争った場所のひとつ武都県。武都県はそのまま隴南市の中心武都区に変わったが、地図表記の習慣で地区の中心の場合は県の名前で書かれるが、市の中心の場合は市の名前で書かれるのが一般的なので、武都の名前はおおざっぱな地図からは消えるかもしれない。

 無くなった市の中に歴史に関係の深いところがひとつ。金の上京会寧府があった阿城市がハルピン市の中心部に吸収されて消滅した。

 地級、県級については以前のブログ(中国の地名と行政単位)を参照されたい。

 

全国 鉄路旅客列車時刻表
鉄道部運輸局供稿
ISBN978-7-113-07809-6
中国鉄道出版社 2007.4

 少し前にニュースになってブログ(時速200km)にも書いたが、中国に日本の新幹線の技術を移植した高速で走る電車が走り始めた。それを反映しと思しき時刻表が出たので思わず買ってしまった(使いもしないのに・・・)。

 中国の列車で一番早いのはこれまで特快列車だったが、新しい電車はそれよりも格上?の動車組列車というカテゴリーに纏められていた。これは電車特急とでも意訳すべきか?

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