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2007年6月 6日

オアシス地域史論叢

オアシス地域史論叢
---黒河流域2000年の点描---
井上充幸・加藤雄三・森谷一樹 編
ISBN978-4-87974-605-4
松香堂

 


 關尾史郎のブログQuiet Nahooで紹介されていた本書がようやく手に入った。本書は、序文によれば
 オアシスプロジェクトで調べたことのうち、特に、文書情報や考古学的情報をもとにして得られた成果を、それぞれの専門分野の学問的成果として、論文集の形でまとめたもの
 とのこと。掲載論文は下記のとおり。

 西夏時代の佐藤さんの論文はもとより、興味を惹かれる論文満載の一冊。巻頭に挟み込まれている森谷氏の論文の参考図「居延オアシス中心部の遺跡分布」がちょっと目を惹く。


弱水考
 吉本道雅(京都大学)

居延オアシスの遺跡分布とエチナ河
---漢代居延オアシスの歴史的復元にむけて---
 森谷一樹(総合地球環境学研究所)

宗教的信仰と環境的必然性
---11-14世紀の中央ユーラシア・カラホト地域におけるチベット密教の実践---
 沈衛栄(中国人民大学)

西夏時代末期における黒水城の状況
---二つの西夏語文書から---
 佐藤貴保(大阪大学)

黒水城発見の女真大字残頁
 愛新覚羅烏拉煕春(立命館アジア太平洋大学)

モンゴル時代区田法の技術的検討
 井黒忍(大谷大学)

“ものさし考古学”によるエチナ史再考
 白石典之(新潟大学)

カラホト城は交易都市か
---内モンゴル自治区の宋・元時代の遺跡出土の中国陶磁器から---
 弓場紀知(京都橘大学)

清朝雍正年間における黒河の断流と黒河均水制度について
 井上充幸(総合地球環境学研究所)

賑紀
---那彦成と嘉慶15年の甘肅賑恤---
 加藤雄三(総合地球環境学研究所)

現代中国史にみるエネルギーの水と牧畜業
---地下水依存牧畜業の始まり、1957〜65を中心に---
 フフバートル(昭和女子大)

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井上 充幸・加藤 雄三・森谷 一樹 2007:(編)『オアシス地域史論叢──黒河流域2000年の点描──』松香堂. 關尾 [続きを読む]

受信: 2007年6月28日 09時15分

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