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2007年7月18日

失われた文明 インカ・マヤ 第3集

 日曜日に放送された第3集は、密林が生んだ二千年の王国

 マヤといえば密林の文明ということだが、番組の中で言うところの「大河のないジャングルの文明」という様相は、およそ旧大陸の文明とは違うものだ。いまだ4大文明と称され、川、農耕、都市、鉄、文字がセットで語られていることに対してその差は大きい。そもそも岩盤が石灰岩で保水力が無く、故に川すら流れないという過酷な環境に何故人が住んだのか不思議でならない。比べることで旧大陸の歴史にもいろいろ問題が提起できそうだが、すでに誰かが書いていそうだ。


 もう少し細か点について触れてみる。番組の中でマヤ文明について、「70程の都市国家」「言葉や文字が同じなのに一度も統一されなかった」「2000年の歴史」と紹介されていた。一度も統一されることなく続いたというのは、番組の鍵となる言葉のひとつだった。その状況で同じ言葉が使われていたというのは本当だろうか。方言差がどの程度なのか触れられていないので言葉が通じたのかどうかは不明だが、同じ言葉が維持されるほどに交流が活発だったのか、それとも同じ言葉ではあっても方言差が大きかったのか。

 もう一点、戦争に勝っても相手を滅ぼさなかったという、戦争は極めて限定されたもので一種の平和主義的な楽園論といえなくもない。とはいえ人が3人集まれば利害が生まれるもの、どのようにそれが調停されていたのか。単に戦争に負けたものが屈服するだけで解決されるとは思えない。また、立ち行かなくなった国は滅びるにまかせたというが、本当にそうだったのか。


 如何せんマヤはインカ以上に知らない。随分前にマヤ文字の本を一冊読んだだけだと思う。旧大陸との比較という点でもとても興味深いので勉強してみる価値は多いにありそうだ。

 そんなわけで、番組内容の細かい点について良否の判断はつかないが、勉強してみようという気にさせられたという点で面白い内容だった。

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