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2007年7月26日

アフガニスタン

タリバン、人質1人殺害か・8人解放と韓国報道も(NIKKEI NET)


 アフガン戦争は既に5年半を越えている。今も南部を中心に戦闘が続いているとのことだが、アフガニスタンに駐留している国際治安支援部隊は、先月に増強されて総兵力4万人を越えるという。また、カブールの治安は悪化を辿っているとも。

 また、先のパキスタンの首都イスラマバードにおける立て籠り事件には、アフガニスタンと密接な関係にある北西辺境州の治安の悪化が背景にあり、そこには政権の思惑やアフガン難民の強制帰国の問題が絡むともいう。実に混迷の度合いは深く、イラク以上に出口が見えてこない。


 一因としてタリバンの復権があることは確かである。それは当初から予測された可能性のひとつではあったが、自分的には予想以上に根強いとみる。

 アメリカがアフガニスタンに侵攻した頃、日本国内の報道はタリバンを非難する声がかなり大きかったように思う。一方で、アフガニスタンを知る人たちの話の上ではタリバンの評価はそれなりに高かった。当時タリバンはアフガニスタンの全域掌握まであと少しというところまで来ていた。少なくとも治安の回復という一点において、あの時点でタリバンが必要以上に教条主義に走っていなければ違う道があったのではないだろうか。

 今勢いを増しつつあるタリバンが当時と同じ集団なのかどうは知らない。また、その状況が周辺勢力の思惑によってできてきたものなのか、タリバンに対する草の根の支援でもあるのかも分からない。

 いずれにしてもタリバンは、今のアフガニスタンにおいて否定しきれない力を持っているとみる。その範囲内で、今のタリバンが以前のタリバンらしさを保ちながら、より現実的に行動できる政治勢力に発展することを期待したい。その意味で、今回のニュースのような事態を起こしてはならなかったし、死者がでたことも残念でならない。残りの14人が無事解放されることを切に願いたい。

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