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2007年7月16日

台風と地震の連休

 この連休は、44回目になる日本アルタイ学会のクリルタイを聴講するために長野県の野尻湖畔まで出かけてきた。事前には天気予報が心配で、南に逸れたときにはしめしめと思ったのだが、3日目の昼前に地震に見舞われることになった。自分にとっては今までに無く大きくて長い横揺れだった。幸いにして会場周辺に被害は無かったが、帰りの電車が午後まで不通になる事態となり、旧友の助けを得て長野駅まで脱出した。

 発表の内容はいずれも興味深いものだったが、樋口先生の肅北蒙古族自治県のモンゴル語、林先生の新疆北部の情報、中嶋先生のモンゴル語とチュルク語の比較などはとくに興味深く聞かせていただいた。また、日程の都合で牛根さんと鈴木さんの発表が聞けなかったのは、興味対象に近いだけに特に残念。

 連日、昼間だけでなく深夜に至まで面白い話を聞くことができたこと、お礼を申し上げます。プログラムと戦利品は下記のとおり。


プログラム

大出尚子
 「満洲国」国立博物館の成立過程と収集品
  ---「日満(満日)文化協会」および清朝の遺臣たちの関与を中心に---

澤本光弘
 中国内蒙古自治区における契丹遺跡の調査報告

Ablet SEMET
 Studies on the formation of old Uyghur Buddhist terms

Aysima MIRSULTAN
 Some features in the old Uyghur translation of Xuanzang Biography,chapter 10.

特別企画「佐口透先生を偲んで」
 佐口先生の生涯と業績
 先生を偲んで
 ミニ・シンポ
  堀直
   回疆の社会・経済文書について(1760-1884)

  菅原純
   伝統と統合:省制期新疆における契約文書の中国化(1884-1954)

  野田仁
   帝国文書に見えるカザフの遊牧:ロシアと清朝の狭間で


樋口康一
 甘肅省肅北蒙古族自治県のモンゴル語の指示詞に関する予備的報告

林俊雄
 新疆北部最新博物館事情(2007年2〜3月調査)

中嶋善輝
 語彙借用に見えるモンゴル語とチュルク語の類似性発展の諸相について

佐藤憲行
 道光19年・咸豊5年のフレーの移動について

デュセナイル・アブディラシム
 チャガタイ・カザフ語文書に見えるカザフの小ジュズ(1732-1794)

エルドンバヤル
 日本支配期、内モンゴルにおける『蒙古青年結盟党』の設立と消滅(1938-1941)

牛根靖裕
 モンゴル時代の宣慰使について

鈴木宏節
 2006年夏期モンゴル国突厥関連遺蹟調査報告


頂き物

梅村坦
 新疆ウイグル自治区における遊牧民「定住化」のプロセス
 ---アルタイ市アラハク郷のインタビューから---

堀直
 ヤルカンド=オアシスの拡大

小沼孝博
 批評と紹介「ピーター・C・パーデュー著『中国の西征---清の中央ユーラシア征服---』」

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