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2007年10月 1日

1990年中国紀行 <成都>

 トルファンを後に、いったんウルムチに出てから列車で四川省の省都、成都へと移動した。直通の急行列車があり当時は3泊4日、72時間を要したうえ、さらに1時間遅れて73時間という長旅になった。シベリア鉄道に乗っていない自分には、これまで最長の乗車時間だ。最新の時刻表を見ると、少し経路が違うが丸一日短い49時間で走る急行が走っている。丁度一日短縮というのに驚いた。


 今よりも三国志の時代に関心があった当時、成都は楽しみにしていた街のひとつだった。真っ先に訪れたのが劉備が眠る漢昭烈皇帝陵。観光地としては、劉備の軍師だった諸葛亮の廟である武侯祠の一部の様になってしまっている。自分はどちらかというと、魏延を使いこなせなかった諸葛亮より、抜擢した劉備の方が好きなので劉備を立てておく。とはいえ劉備関係者40人余りの像が並ぶ武侯祠は、三国志好きにとっては楽しい場所だ。



 劉備が活躍した時代から700年の後、10世紀の初めに四川盆地に独立国を築いた王建。彼も成都の街中に大きな墓を残した。写真は、その陵墓の傍らに立つ王建のものとされる石像。成都永陵博物館のHPによれば、私が訪れた1990年当時は陵墓の発掘整備が終わった頃だった。奇麗に忘れてしまったのか、それともまだオープン前だったのか、博物館や陵墓の内部を見学した記憶は全くない。



 何がきっかけだったのか覚えていないのだが、成都の西北郊外にある都江堰に興味があり、成都に行く機会ができたら是非行こうと思っていた。都江堰は、今から2000年以上前、中国の戦国時代に遡ると言われる灌漑施設で、恐らく幾度もの改修や拡張を経て写真のとおり今も現役。写真左が本流で右が導水路。



 四川、成都と言えばパンダということで、本場成都動物園へも出かけた。ところが昼前のパンダはゴロゴロと寝ているばかり。寝返りうつこともなく、少し汚れた大きなぬいぐるみが横たわっているのと大して変わらない。そのため、写真にちゃんと収まったのは、数年前に国内でもブレイクしたレッサーパンダだった。


 →Google Map 漢昭烈皇帝陵王建墓都江堰成都動物園

 漢昭烈皇帝陵は、真ん中に見える緑の丸い部分が陵墓の本体で、右に並ぶ建物群が武侯祠。都江堰だけギリギリ解像度が落ちるが、中央、扇状地の扇頂的な場所、山地から下ってきた川が三本に分かれるあたりが堰。

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