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2007年10月29日

新 シルクロード 第6集

 第6集は、“希望”の門 トルコとクルド・2つの思い。今年のシリーズの中では一番できが良いかなと思う。内容は、トルコ東部でのクルド人独立問題についてのもの。イスタンブール、アンカラ、ディヤルバクル、トルコ・イラク国境と回りながらクルド人とトルコ人にインタビューしている。

 第一次大戦後のトルコ独立をめぐる問題、クルド人ゲリラの活動が10年以上続いていること、イラク戦争後ゲリラの活動が活発化していること、今まさにトルコ軍の越境攻撃が問題になっていることなど、説明しておくべき背景も押えられていたように思う。

 ただ、シルクロードであるからと旅情を出すためにトルコを横断しているように見せたり、直接関係のない遺跡を見せたりするような部分には多少無理がある。純粋にクルド人問題を主題とした特集として作った方が、中身のあるものになったのに・・・とどうしても思ってしまう。

 その上で、トルコ軍の越境攻撃についてのトルコとアメリカのやりとり、そもそもクルド人が何者なのか歴史的なことも含めて詳細に解説するなど、するべきことはあったように思う。

 また、イスタンブールでのクルド人の活動、ディヤルバクル郊外でのクルド人とトルコ軍とのやりとりは、映像そのままに受け取っていいのかどうか微妙に疑問が残るところでもある。


<参考>
イスタンブール(アヤソフィア)、アンカラ乙女の城(クズカレスィ)、ディヤルバクルトルコ・イラク国境(Google Map)

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