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2008年1月20日

給油法とアフガニスタン情勢

 給油新法、成立・衆院本会議で再可決(NIKKEI NET)

 いつの間にか決まってしまったという印象でいる。ニュースを読んでいないわけではないが、テレビのニュースを見なくなって数ヶ月、ネット上のニュースサイトでタイトルだけでも眼を通すものが毎日数百件、その中で国会関係はほとんど眼に留まることが無かった。自分が何を選んで読んできたかということなので、世間的になにがトップニュースだったのか必ずしも判っていない。ただ、関連ニュースを読み返す限り国内問題としての要素が強くて、小沢氏退席の本当の「理由」 (産経ニュース)あたりが賑わしとして眼につくところを見ると、法案の本質問題、詰まる所今後アフガニスタンがどうなるのかという点について、国会的にも世間的にも議論されたのかということに疑問を持ってしまう。

 自分としては、昨年10月に書いたアフガニスタンの中での

 日本政府の給油や国際貢献などの問題について、ことアフガニスタン関係では反対の位置に立つべき
という判断に今のところ変わりがない。このエントリー以来3ヶ月、アフガニスタンについては悪いニュースだけが断片的に伝わってくるという状況にも変わりがない。


 高級ホテルで自爆テロ、7人死亡 タリバーン犯行認める(CNN)

 このニュースの衝撃は、現在パキスタン在住のaokikenta氏のブログの記事、カブール・セレナホテルでの惨劇(アフガニスタン/パキスタン駐在日記)から伝わってくる。急激といえるかはともかく、悪化の一途という印象である。


 ブット氏暗殺犯は「メフスード司令官」米政府名指し(産経ニュース)

 このニュース自体は、先日書いたブット元首相暗殺に続くパキスタン関連の続報である。ここで紹介されている司令官がアフガニスタンに関わる。何度か目にして記憶していなかったが、山本芳幸氏のブログの記事、メスウッド---遅れてきた青年(yoshilog 2.0)を読んで少しの驚きとともに覚えてしまった。34歳というのは私から見てもだいぶ若い。アメリカ政府発表はともかく、今後名前を目にする機会が増えそうなのでちゃんと覚えておく。

 この他にアフガニスタンの状況を伝えるものとして、昨年10月に書いたアフガニスタンの中で紹介した中村哲氏の報告とその続報が以下のリンクから読める。

 診療の拠点をアフガニスタンに(ペシャワール会報93号:2007年10月)
 迫りくる大凶作(ペシャワール会報94号:2007年12月)


 新しい給油法が、外交辞令以上の賞賛を得られるものなのかどうか。共和党政権の余命が一年の可能性が十分あるだけに、アメリカに対して切り札にならない可能性もまた十分にあるように思う。

 向こう一年、アフガニスタン情勢が劇的に動くとすればタリバン次第に思えるのだが、次のようなニュースもあり政情の安定は期待薄である。

 ブッシュ大統領、米軍3200人のアフガニスタン増派を承認(AFP)

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