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2008年1月16日

建設ブームが続く中国

 オリンピック前景気とはいえ、最近の中国からのニュースでは、鉄道や道路建設のニュースが毎日のように見られる。今年に入ってから、目についたものを並べただけで以下のとおり。

 幹線高速道路網ほぼ完成、今年さらに5000kmが開通---中国(Record china 1月5日)

 年内だけで5000km、総延長は既に5万km。日本が総延長9000km(全国高速道路建設協議会)。国の大きさが桁違いとはいえ、中国の高速道路のほとんどがここ十数年にできたもの。平野部が広いとはいえ、四川や雲南などの山間部にも伸びている。

 南京:第4の長江大橋を着工、2013年開通予定(中国情報局 1月7日)

 いつのまにか3本も架かったのかと思う。一本目の南京長江大橋は、それ自体が観光名所だった。

 市内からわずか16分に!空港エクスプレスが7月に開通---北京市(Record china 1月10日)

 北京空港から市内まで、高速道路を走るバスに乗ったときは便利になったと思った。市内から16分と聞けば羽田よりも便利かとも思うが、東直門は旧市街の北東端で、そこで地下鉄を乗り継ぐ手間と大きな荷物を考えれば直通バスの方が楽か。

 「京滬高速鉄路」:18日に着工へ、工期は5年(中国情報局 1月14日)

 昨年買った時刻表に載っている一番早い列車で北京上海間が10時間。これでも少し前と比べるだけでかなり早いが、5年後には更に半分の時間になる。オリンピックはどうでもいいが、これが開通したら乗りに行ってみようか。


 北京オリンピック開催が決まったころ、経済発展の様を捉えて日本における東京オリンピックと中国での北京オリンピックという比較を適当にしていた記憶がある。テレビとかでも採り上げていなかっただろうか。最近はさっぱりする気はおきないし、コラムとかで読んだ記憶もない。

 発展のスピードに違いを感じるということもあるが、東京オリンピックから44年という時間はかなり大きいと感じる。数年前に中国を歩いていて思ったことなのだが、東京オリンピック当時の日本は、ようやくカラーテレビの普及が始まったところで、新幹線が500km、高速道路は180km。インターネットはおろか、携帯電話もパソコンも夢の世界の代物だった。

 今の中国はそれらが全部一度にとても早いスピードで普及している。回線電話の普及する前に携帯電話が普及したという世界だ。それってどうなのだろう、ついて行けるスピードなのかな。現地で浮かれたように華やいだ雰囲気の街を歩きながら、それでバランスが取れるかなと漠然と、たいした根拠もなく思ったという落ちとしては締らない話。

 そういえば、その華やいだ街を歩いたのは2005年5月、反日運動の最中といわれた時だった。一地方都市には反日の欠片も無く、人民服を着た老人と日本人と見分けがつかなくなった女の子を見比べたり、ネットカフェで映画を見ながらチャットをする子供を見ながらそんことを考えていた。

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