« 経県値&経県マップ | トップページ | 矢祭町議員の日当制 »

2008年3月 7日

新しいライフ・デザインを求めて

 夕方から、大阪西梅田で開かれた開館30周年記念という民博の公開講演会新しいライフ・デザインを求めてを聴きに行ってきた。新しいライフデザインってなに?という感じではあるが、講演者に佐々木史郎氏の名前を見つけて申し込んでみた。自分的には、佐々木史郎というと北方から来た交易民(NHK books)の著者というイメージ。

 佐々木氏の講演が「森に生きる先住民—ロシアと中国のあいだで」、もうひとり鈴木七美氏が「アーミッシュのユートピア探求」というもの。ここでいう森の民は、沿海州北部に暮すウデヘの人々のことで、氏の最近のフィールドワークの対象であるらしい。鈴木氏のアーミッシュというのも聞き慣れないが、アメリカのペンシルベニア州で、宗教的な信念から少し前近代的なコミュニティーを維持している人々のことだった。

 講演は、そんな彼らの独特な生活の一面や経歴についての報告。ディスカッションは、その独特な中に見出すべきもの、とくにその意外な柔軟性についてという方向で進んだ。なかなか興味深い内容だったが、全体で僅かに2時間で、それぞれの講演は30分だった。佐々木氏は話し上手な方で、ウデヘだけでなくもっと広い話が聞けたらと思ったがそれはまあ無理な話。また話を聞く機会があればと思う。


<戦利品>
国立民族学博物館研究報告別冊20号
ユーラシア遊牧社会の歴史と現在
松原正毅・小長谷有紀・佐々木史郎 編
国立民族学博物館 1999.3

 会場で出張販売をしていたので買ってきた。600頁を超える厚さでかなり重かった。遊牧民関係の論文満載な一冊だが、堀直先生の「天山北麓の故城跡」は、100件を超えるリストが緯度経度付きで載っている。かなり楽しめるかもしれない。

 

東アジア内海世界の交流史
周縁地域における社会制度の形成
加藤雄三・大西秀之・佐々木史郎 編
ISBN978-4-409-51059-9
人文書院 2008.3

 こちらは、帰りに寄った本屋で見つけて衝動買いした。本書掲載の佐々木氏の一文「極東ロシア先住民族の狩猟領域---沿海地方のウデへの事例から」は、今日のレジメにもあった地図が載っており、関連の内容と思われる。今日の聞き足りない分を補ってくれるだろうか。

|

« 経県値&経県マップ | トップページ | 矢祭町議員の日当制 »

収集本(アジア)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/162739/40419116

この記事へのトラックバック一覧です: 新しいライフ・デザインを求めて:

« 経県値&経県マップ | トップページ | 矢祭町議員の日当制 »