« 全てのアメリカ先住民は6人の母親の子孫 | トップページ | チベット暴動 »

2008年3月15日

近つ飛鳥博物館 企画展

 厚着をして出かけたのが恨めしくなるくらいの陽気の一日、大阪南河内、河南町にある近つ飛鳥博物館の企画展を見に出かけた。奈良の飛鳥よりも近い飛鳥ということなのだが、我が家からは電車3本、バス1本乗り継いで2時間以上かかる。


 近つ飛鳥博物館というと、安藤忠雄氏の設計として知られている?だろうか。外から見ると何の建物か良く解らない。


大きな地図で見る
 上から見るとこんな感じ。昨今は、新知事による整理対象物件のひとつと言った方が話題性はあるかもしれない。箱もの行政を弁護するつもりは無いが、ろくに現地を見ずに金勘定だけでどんな政治判断をするのだろう。
(こういう運動もあります → 大阪府の博物館をみんなで支援しよう


 企画展は大阪の古墳時代を考えるというもの。木棺、須恵器、竈形土器、耳輪などが展示されていた。ちょうど展示説明に時間に間に合い、副館長藤田氏の説明を聞くことができた。


 これは、藤田氏自身が関わっているという木製品で、腰掛け板とのことだが、まな板として使い回された様な傷が残っているとのこと。年輪年代法によって3世紀中頃が推定され、その推定の精度が議論にはなっているものの、共出土器との関係から奈良の箸墓古墳の絶対年代の判定に関わるという。20日にそのことで講演をされるとのこと。


 久宝寺遺跡出土の割竹形木棺。材は高野槙で、細長い木棺の中から大人2人分歯が確認されたとのこと。

 遠路出かけて企画展を見るのは3度目になる。テーマ的に興味をひかれるものを開いているのだが、展示室が狭いことがここの難点である。



 博物館は、河内平野から少し奥まった谷の中にあり、周囲には古墳が点在する雑木林と梅林がある。梅は今が盛りで、紅、白、黄の花が咲き誇っていた。


 穏やかな黄昏れに音の無いヒコーキ雲という静かなひととき。昼間は初夏のような陽気だったが、日が陰ると気温は急に下がり、少しの厚着では寒いくらいだった。

|

« 全てのアメリカ先住民は6人の母親の子孫 | トップページ | チベット暴動 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。お世話になっています。
むとうすさんは山城肌かと思いきや日本の古代史にも関心を払っておられるのですね。
私などは専攻が夏殷時代と自称していますので(実は春秋戦国以後の研究ばかりをやっていますが^^)、
縄文、弥生、古墳時代のあたりは私の専攻のすぐ隣でありながらも、夏殷時代と日本古代史のあいだのギャップみたいなものが大きく感じられて、とくに日本の考古学にそれを感じますね。
『日本書紀』などは和訓ではなくふつうの漢文を読むように読んでやればスラスラ読めるので、天日別命(あめのひわけのみこと)なんかも私にかかればテンジツベツメイと読まれてしまいます。
雲南人であるとか北魏人の名前が容赦なく漢音で読まれているのですから、日本史においてもそれは何でもないことだと思うようになってしまいました(笑)

日本史は自国の古代史だと思って特別な感傷を抱く人が多いからでしょうか、国家(地域)を創業した人々(或いは神々)やその事績についてに関心が集中しているような気がしますね。
或いはその裏返しとしての考古出土品などへの憧憬。
我々が古代史ファンと接すると盛り上がるかもしれませんが、古代史ファンは隣の中国史に不感症だったりして(笑)あー、やっぱり分かってはくれないのね、と思ったこともありましたねー。

ところで近つ飛鳥博物館、私は小学生くらいのころに親に連れられて行ったのですけど、子ども心にコンクリートの神殿に圧迫感を感じたからか体調を崩してしまい、展示品はまったく覚えていません(^^;

投稿: 巫俊(ふしゅん) | 2008年3月16日 06時12分

巫俊さんども

興味があるだけです(笑
以前には、流行病のように邪馬台国ものにハマって本を読み漁ってたときがあるし、関西に越してきた頃は天皇陵巡りとかもしてました。最近は思い出したように当たり障りの少ない本を読む程度です(^^;
中国史と日本の先史時代といのに興味を持ったこともありますね。秦の統一戦が日本にどんな影響があったかとか。妄想レベルですが(笑
日本の古代史趣味的にはどうしても、邪馬台国と神武東征からはいりますね(笑
森浩一氏がいうところの古代の地方の話が面白いと思ったのは最近だし。

近つ飛鳥は確かにコンクリです。あの打ちっ放しの只の壁を見ながら、「うーーん、これが安藤忠雄かーー」としげしげと眺めてしまいます(笑

投稿: 武藤 臼 | 2008年3月16日 13時12分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/162739/40513714

この記事へのトラックバック一覧です: 近つ飛鳥博物館 企画展:

« 全てのアメリカ先住民は6人の母親の子孫 | トップページ | チベット暴動 »