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2008年5月25日

アラル海

 昨日発売された日経サイエンス7月号に8頁の特集で最近のアラル海を紹介した記事が載っていた。しばらくぶりに見る情報で、少し驚きだったのでアラル海の海面縮小について、以下で少し紹介してみる。

 同特集のダイジェストがこちらで読めます。載っている写真は、アラル海南のかつての海岸線。

 以下の内容は、当記事を作成した日のGoogle Mapを元に作成しているため、Google Mapのデータが更新された場合、内容と合わなくなるかもしれません。



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 この画像が現在Google Mapで見られるアラル海の姿。海面の縮小がニュースになってもうどれくらい経つだろう。小アラル海の分離や島の巨大化が話題になったのは覚えている。日経サイエンスの特集には、1976年、1997年、2007年の衛星写真が掲載されているが、このGoogle Mapの画像は1997年のものに近い。2007年のものでは、大アラル海(小アラル海が分離した残りの部分、小アラル海は下記を参照)中の島が完全に陸地とつながり、大アラル海はその部分で東西2つの海に分断されてしまっている。その上水深が比較的浅いという大アラル海の東半分の海面縮小が著しい。


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 こちらが、大アラル海と分離された小アラル海。カザフスタン領になる小アラル海は、堰を築いて大アラル海への流水を止めることで水域として再生させるという計画が、だいぶ前にニュースになった。同特集によると、最近はその成果が現れて漁業などが復活しつつあるという。


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 大アラル海の北にある湾。正確に言うと「あった」ということになるのだろう。同特集の2007年の写真を見ると、この鳥が翼を広げたような湾は、頭の部分を残して干上がってしまっている。


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 同特集では、今はただの陸地になってしまったボズロジェーニエ島にあったという、旧ソ連の実験施設のことが採り上げられている。元島だった部分をざっと見てみて、人工的なものが見つかったのはここだけだった。ここがその施設だろうか?左に見えるナスカの地上絵みたいなのは滑走路の跡だろうか。


<おまけ>
 シル川河口付近アム川旧河口付近クフナ・ウルゲンチ周辺

 アム川の河口は、途中で塞き止められて完全に干上がっている。アム川河口というと、13世紀にモンゴルに抵抗して滅ぼされたホラズムシャー朝の都ウルゲンチを思い出す。今はトルクメニスタン領となった旧ウルゲンチ(クフナ・ウルゲンチ)が、河口からはだいぶ距離があることを確認した。

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内戦期。ズプズプの乾ききった砂の沙漠カラクムをひたすらアラル海めざして歩く革命軍の一行。 一行は、カスピ海沿岸のグリエフからシル川沿いのカザリンスクにある司令部をめざしているのだが、水も食料も尽き、沙漠は風も強いから体力の消耗が激しそうだ。燃やして暖を取るくらいの草は生えているが、季節柄枯れてカラカラに乾いている。追っ手の白衛軍でさえ、 「どうせ、死んでしまうのだ。」 と言って沙漠の奥までは深追いはしない。... [続きを読む]

受信: 2008年5月27日 00時03分

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