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2008年5月18日

鳥越城

 加賀国の手取川というと、織田信長好きには上杉謙信との戦いで惨敗した川の名前として知られているだろうか。信仰の山白山から流れ下るこの川は、その上流に深く細長い谷を幾筋も刻んでいる。鳥越城は、手取川と支流大日川の間にある南北に細長い山の上に築かれた山城。

 一向一揆の国だった加賀に信長が攻め込んだのは、越前を平定した直後の1575年。以来5年に渡って攻防が繰り返されたが、白山山麓一帯の抵抗は激しく、最終的に鎮圧されたのはさらに2年後のことという。

 鳥越城は、もともと二曲(ふとげ)に居を構えていた鈴木氏が、信長の侵攻に先駆けて整備したものという。一揆鎮圧以後も、後に金沢に入った前田氏によって拠点として整備利用されたと考えられている。

 この城はまた、積極的な発掘と復元整備が行われた城でもある。発掘の結果、本丸では短期間に何度も整備し直されたことが確認されたとのことで、城の性格が良く現れているということなのだろう。



 本丸の標高が310mほどで、山麓から120mの標高差がある。西側から車で上れる舗装道路があり、郭の入り口に駐車場がある。写真は、駐車場に立てられた案内板。本丸を中心に南北に5つの郭が連なっている。


 本丸の虎口に復元された門。本丸と二の丸の間の堀を埋めて石垣を積み上げていて、この形そのものは信長時代以降のものと考えられる。


 本丸虎口脇の櫓台から見た本丸。建物の跡が示してある。


 山麓北側の眺め。右から流れているのが手取川。右から山が迫って来るあたりで、左から流れて来る大日川と合流している。ほとんどの田に水が張られて田植えの最中というところ。


 道の駅一向一揆の里の隣にある一向一揆歴史館。親切に対応していただき、上映が終わったばかりのビデオを最初から見せて頂いた。厚さは20頁ほどだが、自前の叢書シリーズが充実していたので、興味の範囲で購入してきた。なお、鳥越村は2005に合併して白山市になっている。


<国土地理院 地図閲覧サービス>
 鳥越城跡周辺二曲城跡周辺

<Google Map>
 雪の鳥越城跡


<戦利品>
一向一揆歴史館叢書3
一向一揆と前田利家
鳥越村一向一揆歴史館 2002.4

 

一向一揆歴史館叢書4
越中一向一揆
鳥越村一向一揆歴史館 2002.9

 

一向一揆歴史館叢書7
「国指定史跡鳥越城跡附二曲城跡」シンポジウム
北陸中世城郭の整備と活用
---史跡鳥越城跡附二曲城跡の回顧と展望---
鳥越村一向一揆歴史館 2003.9

 

一向一揆歴史館叢書8
加賀一向一揆
鳥越村一向一揆歴史館 2004.4

 

一向一揆歴史館叢書9
一向一揆と上杉謙信
鳥越村一向一揆歴史館 2004.9

 

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