« アフガニスタン関連ニュース | トップページ | 野茂英雄引退 »

2008年7月16日

1995年アジア紀行〈カラシュバレー〉

 パキスタンとアフガニスタン関係のニュースで名前が良く出るようになったパキスタン北西辺境州。州都ペシャワールから3000mを越えるロワライ峠を北へ越えるとチトラールの谷へ出る。ヒンドゥクシュ山脈から流れるチトラール川は、アフガニスタンへと下り、クナール川、カブール川と名前を変えて再びパキスタンへと流れてインダス川へ合流している。チトラール川沿いの中心となる街チトラールから、15kmほど南にカラシュという名の谷がある。谷には、顔立ちや服装、言葉、宗教などに独特の文化を残しているとして知られるカラシュの人々が暮らしている。

 カラシュバレーは、ブンブレット、ルンブール、ビリールという3つの谷がある。パキスタンの中でも特に奥地となるこの谷に滞在したのは、1995年の9月16日から20日のこと。谷の奥の山を越えるとアフガニスタンという国境地帯にある谷へ行くには、チトラールの警察で発行される入域許可書が必要だった。

 チトラールから乗り合い自動車で30分ほど、アユーンでジープに乗り換えて深い谷筋に開かれた悪路を1時間進んでブンブレット谷のカラカールに入った。秋の実りの季節で、トウモロコシとクルミの収穫の最中だった。


 カラシュの人々を有名にしているものの一つが女性の服装。あまり写りが良くないのだが、写真右に家畜の番をしている女性の後ろ姿が写っている。


 カラシュバレーは水と緑が豊な美し谷。南斜面には広葉樹の低木が生え、北斜面には3葉や5葉の松、唐松などが見られ、直径1mを超す大木も珍しくなかった。また、カラシュの人々の家はそんな豊富な木と石を組み合わせた平屋や2階建ての平たい造り。谷の山裾に団地のように集まって建っている。写真の真ん中下に写っているのだが、木造だったからか印象深い谷の風景のひとつだった。


 豊な木々は、木材として細い道を小型トラックを使って運び出されていた。集積所に無造作に集められた木は、太いものばかりで直径60、70cmほど、160ほどの年輪を数えることができた。


 こちらは、豊な水を使った製粉所。横回転と思しき水車が激しく回転していた。


 とある家のそばで出会った犬。中国からパキスタンへと乾いた土地を巡る中で、緑が奇麗な谷の散策はとても楽しいかった。


<Google Map>
 カラシュバレー

|

« アフガニスタン関連ニュース | トップページ | 野茂英雄引退 »

1995年アジア紀行」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/162739/41881387

この記事へのトラックバック一覧です: 1995年アジア紀行〈カラシュバレー〉:

« アフガニスタン関連ニュース | トップページ | 野茂英雄引退 »