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2008年10月 4日

リスボン

 9月6日、ヘルシンキからの飛行機でポルトガルの首都リスボンへ入った。初秋の様相が濃かった北欧から降り立つと、陽射しが強烈で最初は真夏のように思えた。

 リスボンは、最初の予定には入っていなかった。スペインのマドリッドへ飛ぶチケットが目論みどおりに取れなかったからで、翌日のマドリッド行きと6日のリスボン行きと言われてリスボンを選んだ。最初の目的地セビーリャへは高速バスで丸一日の移動となるが、偶然のこととはいえ一国の都へ立ち寄るのだからと2泊して丸一日歩き回ることにした。

 リスボンでも、地下鉄、トラム、バス共通券がとても重宝した。一枚4.20ユーロの一日券は、ヘルシンキと同じで買ってから24時間利用でき、しかもぺらぺらの紙チケットながら非接触型の磁気カード。ポケットへ入れっぱなしで曲がってふやけても、地下鉄の自動改札やトラムの改札機でちゃんと反応した。



 一日で回れる範囲は限られるので、市街南部を中心に歩くことにした。写真は、その中でも観光スポットが集まるアルファマ地区。強い陽射しに空とテージョ川の青、屋根のオレンジ、漆喰壁の白のコントラストが写真をそれなりの絵にする。


 海外に出ても山城歩きが続く。サン=ジョルジェ城は、ローマ時代に遡ると言われる城塞で、小高い丘の上に今も石積みの城壁が残されている。城は、東側の街を囲い込む外郭、公園と王宮跡が広がる内郭と要塞からなる。写真は、塔、城壁と堀に護られた要塞の入り口。城壁の上からの市街の眺めがなかなか良い。


 こちらは、リスボンに数ある教会の中では大人しい外観ながら、天正遣欧少年使節が滞在したという縁を持つサン=ロケ教会。


 テージョ川の港前に建つ軍事博物館。もともと兵器庫だったというが、今もそのままの様に鉄砲、刀剣、大砲、甲冑が広い館内にこれでもかというほどに並べられている。一番奥の部屋には、螺鈿で装飾された日本製らしき火縄銃が2挺。


 一面市街地が広がっていて、地図や航空写真ではあまりイメージが湧かなかったが、歩いてみるとリスボンが坂の街であることが良く解った。その中途半端でない坂道に路面電車が走っているのには驚いた。今はほとんど観光用という感じのアルファマ地区を走る28系統は、10%を越すという箱根登山鉄道よりも急な坂や車一台がやっと通るような狭い道を物ともせずに走って行く。


 丘や谷は場所によって複雑に入り込み、それを無視したように市街地が広がり、急な坂道なんのそので縦列駐車が続いていた。


 Googleのマイマップ2008年秋 スペインの旅へ、この他にもリスボンの写真を追加しています。

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2008年秋 スペインの旅」カテゴリの記事

コメント

ご無沙汰にして世界に旅したことなど一度もない自分がコメントです。

>その中途半端でない坂道に路面電車が走っているのには驚いた。
 
 なんか路面電車ってすごく素敵な光景だと思うんですよね。車だけの道路、電車だけの路線の中にあって異なる時間とスピードを有している存在がそこにあるというのが素敵なんです。

 現在に生きながら過去を語る。なんかこれと酷似していません?

投稿: 五遷・主簿 | 2008年10月 5日 11時40分

五遷・主簿さん、こんにちは

リスボンの路面電車は特にそうですね。外観がクラシックなので、良くも今の時代になっても走っているなと思いますが、頻繁に走っているし、沢山人が乗っているし、絵にもなりますね。

路面電車の走る街はなかなか良いです。今回回った中ではヘルシンキではかなりお世話になりました。
ただ、路面電車といってもクラシックな乗り物というわけではなく、日本でいえば広島とか富山の例が上げられますが、優れて未来の乗り物でもあります。

日本に帰ってきたその日に思いました。京都の四条大通りが路面電車の走るほこ天だったら、さぞ歩き易いことだろうにと。
まあ、自分は普段は車に乗らないもので(^^;

こんなところが参考になります。
「路面電車を考える館」
http://www.urban.ne.jp/home/yaman/

>世界に旅したことなど一度もない自分

時間を作ってでも是非行きましょう。
どこへ行って何を見ても何かしら肥になるものです。

投稿: 武藤 臼 | 2008年10月 5日 14時43分

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