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2008年10月29日

カルモナ

 カルモナは、セビーリャから路線バスで東へ50分、アンダルシアの大地がなだらかに波打つ平原のただ中に築かれた城塞都市。一部に城壁を残す旧市街は、迷路のような路地が続き、白漆喰で塗られた家々が作る風景でも知られた観光地。


 新市街の広場にあるバス停から東へ少し歩くと、教会の向こうに塔が見下ろす門が聳えている。そこから、旧市街の中心にあるサン=フェルナンド広場まで続くのがプリム通り。両側の白い壁と空を隠す日除の下を人々が行き交っていた。


 カルモナは、平原の中で少し高くなった丘の上に築かれている。街の外周を歩くと新市街が広がる西側以外は、なだらかな平原がどこまでも続く風景が広がる。


 街中は、まったく迷路のように細い道が続き、方向感覚を狂わせてくれる。自動車が通れるところもあるが、狭い道が多い。奇麗に塗られた白漆喰の壁と蒼い空の組み合わせが、いかにもという絵になる。


 街の東、丘が崖へと変わるところに塞が残っている。その一部は、国営の観光ホテル、パラドールとして整備され、中庭を囲むカフェで一息つける。


 街の北東、少し赤みを帯びた石が積み上げられた城門、コルドバ門。小振りながらも迫力のある姿を留める。


 カルモナの歴史は、ローマ時代の砦にまで遡るという。街中に立派な門構えを見せる市博物館があり、街の変遷を再現したジオラマが展示されている。

 この他にいくつかの立派な教会や市場があるという街。ゆっくり歩いて1時間ほどで一回りできる。歩き疲れたらパラドールや広場にあるカフェで一休み。白い壁は、今も新しく塗り替えられていて、地元の人々が普通に暮らしている。

 観光客で賑わっていても、溢れ変えるほどではなく、中世のまま時間が止まった街というのでもない。丘から見晴るかす風景、迷路の小道と白壁が印象的な、歴史の古い今も生きる街。セビーリャから気軽に日帰りのできる、のんびりと気持ちのよい街。自分は、適度なアップダウンを気持ちよく散歩して過ごした。


<参考>
 カルモナ市公式サイト
 アンダルシア散策(Edilux 2003年)

 Googleのマイマップ2008年秋 スペインの旅 カルモナへ、この他にもカルモナの写真を載せています。

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