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2008年11月12日

イタリカ

 古代ローマの都市遺跡イタリカは、セビーリャ市街中心部から北西へ8km、グアダルキビル川対岸のなだらかな丘陵に広がっている。

 街の起源は、紀元前3世紀末、カルタゴの勇将ハンニバルとローマが争った第二次ポエニ戦争の頃にまで遡るという。ローマの植民都市として発展したイタリカは、後にトラヤヌス、ハドリアヌスといった名の知られたローマ皇帝を生んでいる。


 自分にとっては、初めて訪れる本格的な古代ローマ都市遺跡。石を組み上げた巨大な円形競技場を直に見られるとあって興味津々、勇んででかけた。セビーリャからイタリカへは、市街北西のバスターミナルから30分に1本の路線バスで25分。


 1.5ユーロを払ってゲートを潜ると、木々の向こうに競技場が見える。資料には、長径160m、短径137mの楕円形とあるが、これは客席を含む全体の大きさ。真ん中の競技場自体は、長径70m、短径45mほど。中央には奈落もちゃんとあるが、使える階段や梯子がなく降りていない。


 競技場の南には、奇麗に石畳の道が続く街の遺跡が広がっている。


 遺跡全体にどれくらいの広がりがあるのか良く分からない。何か所か発掘が終わっている所があり、復元、保存がなされ案内板も各所に設けられていた。


 この遺跡の見どころのひとつは、モザイク画だろうか。家々の床を飾っていたと思しきものが、いくつも残されている。写真は、海の神ネプチューンを描いたと言われるもの。


 遺跡として公開されているところは500m四方ほどの広がりがあるが、遺跡らしい遺物が見られるのはまだその一部。今も発掘が続けられている。



大きな地図で見る
 こちらの航空写真は、遺跡の東南にある直径70mほどの半円形の劇場跡。この写真を見る限り客席などハッキリと残っているようだが、所在に気づかず残念ながら訪ねていない。


<参考>
 Archaeological Complex Itálica
 アンダルシア散策(Edilux 2003年)
 世界歴史大系 スペイン史1(山川出版社 2008年)


 Googleのマイマップ2008年秋 スペインの旅 カルモナとイタリカへ、この他にも写真を載せています。

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