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2008年12月28日

グラナダ

 アンダルシア三古都巡りの二つ目は、アルハンブラ宮殿を擁する観光都市グラナダ。宮殿めぐりは、今回の旅の一番の目玉だった。

 グラナダは、スペイン南部のシエラネバダ山脈北麓に広がる盆地の街。盆地というと、北上川沿いをはじめ両の手に屏風のように山々が連なる盆の底のようなイメージを持っているが、グラナダはずっと広くて山並みも遠く見える。

 かつて、イベリア半島最後のイスラム系国家ナスル朝の都であって、アルハンブラはその中心の宮殿として築かれたということは、あまり解説のいらないことかもしれない。半島のイスラム系諸国の中で、前期にはコルドバやセビーリャが中心都市であって、グラナダは有力な地方勢力の拠点に過ぎなかった。13世紀前半に両都市がカスティーリャ王国の軍門に降ったことで、多くの避難民を受け入れたグラナダは大きく発展して15世紀末まで続くことになる。

 グラナダは、カスティーリャ併合の後もアンダルシアの有力都市の一つであり続け、宮殿も大きな破壊を逃れて往時の空気を残している。今日、アンダルシアの中心はセビーリャに移ったが、スペインでも有数の観光都市として、アルハンブラ宮殿の賑わいは他の宮殿や城、教会などを圧倒していたように思う。



 なにはともあれ、このアルハンブラの宮殿群を見て歩く為にグラナダに行ったといっていい。厳しい日程のため、中一日、二泊のみの滞在とした。

 早朝の8時にチケット売り場に行ったところ、既に長蛇の列。入城は、午前と午後の二回に別れてていて、見どころが集まるナスル朝宮殿は入場時間も指定されていた。

 さすがに見どころが多く、素人写真でもそれなりに絵になりそうなものが沢山撮れたので、アルハンブラについては、稿を改めて詳しく紹介する。まずは、グラナダの街の様子から。


 イスラム教徒の追放が行なわれてキリスト教徒の街になってから既に500年。800年のイスラム教文化の上にキリスト教文化が乗っているという魅力的な街。大きなモスクは既になく、街には重厚なものから白くてスマートなものまで教会があちこちに建つ。

 写真は、その中でも一番の規模を誇るの大聖堂。王室礼拝堂のドームが隣接している。


 市街地で観光客が集まっている場所は、アルハンブラへの登り口にあるヌエバ広場と、アルハンブラとはダーロ川が流れる谷を間に挟んだ北の丘に広がるアルバイシン地区。

 写真は、アルハンブラからのアルバイシン地区の眺め。街を囲う城壁が一部に残る市街が丘陵の斜面に広がり、白い壁とオレンジ色の屋根の建物が並ぶ。


 そのアルバイシン地区の中心にあるのが、写真の聖ニコラス教会。教会前の広場にはオープンカフェがあって賑わっていた。教会の南側の広場は眺めが良くて、アルハンブラ全体を眺められるスポット。一番上の写真もそこからのもの。


 アルバイシン地区の北側には、全体の四分の一ほどの城壁が残っていて城門も健在。写真は、そのひとつエルビラ門


 グラナダでは、とくになにか狙って食べに行くということをしていないので、食べ物の写真は撮っていない。このころからアイスクリームにハマり出した。どこの街に行ってもアイスクリーム屋があり、ストッカーに10種類以上が並んでいる。快晴の日に、散策途中に食べるアイスクリームは格別で、何を頼むかいつも迷っていた。


<参考>
 世界歴史大系 スペイン史1(山川出版社 2008年)


 Googleのマイマップ2008年秋 スペインの旅 グラナダへ、この他にも写真を載せています。

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コメント

グラナダ、アルハンブラもだけどヒターノの洞窟家屋で観たフラメンコが忘れないです。懐かしいなぁ・・・
そうそう、アンダルシアを歩いていてどうしてもモロッコに行きたくなって、欧州をバイクで旅してた日本人青年に、「地球の歩き方」の今は無き「マグレブ編」を借りて百数十枚もコピーさせて貰ったのでした。・・・結果的には、マラケシュで赤痢に罹って帰国することになるのですが(苦笑)

投稿: 没関系 | 2008年12月29日 22時18分

没関系さん、こんばんわ

バックパッカー時代であれば、自分も確実にアルヘシラスから船に乗ってたと思います。

マグレブ横断が出来た時代ですか?
私が初めて中国を旅したころでしょうか。

そいうことが、また出来るようになると良いのですが。

投稿: 武藤 臼 | 2008年12月30日 01時08分

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