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2009年1月 6日

1995年アジア紀行〈ポカラ〉

 西ネパールの観光都市ポカラへは、10月27日にカトマンズからバスで一日かけてたどり着いた。翌11月の8日に再びカトマンズに戻るまで滞在していたが、その内2日から8日まではアンナプルナ山群と称されるエリアをトレッキングしていた。

 ポカラは、街自体が観光都市というほか、西ネパールの中心であって、ダウラギリ、アンナプルナをはじめとするネパールヒマラヤ西部地域へ登るための拠点でもある。

 街は、ヒマラヤから流れ下るセティ川の両岸に広がっているが、中心部は西側だったと記憶している。南西側にダム湖が広がり、その畔、通称レイクサイドと言われるエリアには、土産物屋やレストラン、ホテルが軒を連ねて観光拠点となっていた。理由はよく知らないのだが、日本人のバックパッカーはそこから少し離れた、ダムの東側、ダムサイドと呼ばれるエリアに泊まっている人が多かった。安く美味しい日本味の定食が食べられる店には、毎夕旅行者が集まっていた。


 ポカラに滞在した目的は、アンナプルナ、マナスル、ダウラギリの3つの8000m峰とその周囲の山々を眺めること。そして、できればトレッキングをして街よりもより近いところから眺めてみるということだった。

 ポカラ近郊でトレッキングというと、尾根筋や斜面に点在する山村を巡り歩く山里歩きといった趣きになる。村を結ぶ生活道路がトレッキングルートであり、点在する村々をどう回るかで日程と体力に合わせて様々なルート取りが可能となる。自分は、三山の中で一番西側にあるダウラギリが奇麗に見れるというゴレパニを目的地に、アンナプルナベースキャンプへの道筋にある温泉を回るルートを設定、慌てなくても3泊4日で回遊できるルートを7日かけてのんびりと回った。

 当時のトレッキングの事情やこのエントリ以外の写真は、登山とトレッキングもご覧ください。


 写真は、中央がダムサイドから見たポカラのシンボル、夕日に照らされたマチャプチャレ。標高は、6993mと一回り低いがものの、魚の尾っぽというその形が印象的。


 トレッキングの初日、サランコットの展望台から見下ろしたポカラ。ダム湖の左手に広がっているのだが、昼近い時間ながらまだ霧に包まれていた。


 自動車が入れる道は、ポカラ寄りの限られた地域だけ。それ以外は狭い道や階段が続く。生活物資やトレッキングパーティーの荷物は、目一杯までに背負った運び屋が担ぎ上げる。写真中央に4人の列が見えている。


 標高2700m余り。タダパニの村が朝焼けに染まる。気候が安定して晴天が続くとはいえ、朝晩はかなりの冷え込みだった。


 最終目的地ゴレパニのメインストリート。峠越えの要衝にある村で家の数が多い。民家とロッジが立並ぶ中に羊が放牧へ出かけていく。

 ゴレパニ近くで撮ったダウラギリの写真はこちらを。


 こちらは、アンナプルナベースキャンプへのルート上の要衝チョムロンの近くにある温泉露天風呂。客は自分以外は欧米人ばかり。湯船は、地元の人が毎日洗ってくれているという。自分は、3か月ぶりの湯船をたっぷりと味わった。


 ここ何年かのネパールといえば、王室を巡る問題などがあって政情不安が続いていた。観光離れというニュースもあったが、今のポカラはどうなっているだろう。薄れた記憶を補う為、あちこちとネットの情報を見て回ると、新しい情報も見受けられた。正直少し安堵している。ポカラは、もう一度訪ねたい街のひとつだ。


<参考>
ネパール トレッキング情報
亜細亜が好き!

<Google May Map>
 1995年アジア紀行参考地図

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コメント

マチャプチャレもダウラギリも本当に美しい山ですよね。僕は98年に内院からジョムソン街道を歩いたのですが、ジョムソンから先がまた本当に素敵なチベット的風景になるんですよ。
数年前にトレッキングのレギュレーションが変わって、ちゃんとした旅行社できちんとしたガイドを付けることが必須とか成ってたけど、その後どうなったのでしょうね…

投稿: 没関系 | 2009年1月16日 01時34分

没関系さん こんばんわ

ジョムソンまでいかれてるのですね、
さすがです。

私も最近の情報はさっぱりです。

当時、単独から大パーティーまでいろんな人が歩いてましたね。
3000m近いというのにみんな気軽、身軽に歩いてて。
ゴレパニからの帰り道の風景は今でもかなり詳細に思い出せます。また歩きたいですね。

投稿: 武藤 臼 | 2009年1月16日 02時06分

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