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2009年2月 9日

リニア中央新幹線 2009年1月の動き

<今までのエントリー>
 リニア中央新幹線を諏訪へ
 リニア中央新幹線と長野県
 リニア中央新幹線 Bルートが無理なわけ
 リニア中央新幹線 知事の質疑応答ほか
 リニア中央新幹線 Bルートが実現する可能性 その1
 リニア中央新幹線 Bルートが実現する可能性 その2
 リニア中央新幹線 2008年12月の動き その1
 リニア中央新幹線 2008年12月の動き その2


 リニア実務者協議開始 JR東海と県
(信濃毎日新聞 1月22日)

 JR側はリニア計画に関する具体的なデータは示さず、宇野氏は協議後に「今回は予備的な話(にとどめた)」
 年が明ければ具体的な話が動き出すものと思っていたが、1月も下旬になって再度挨拶が行なわれただけで、JR東海と長野県の協議はまだこれからということのようだ。宇野氏とは、JR東海のリニア計画担当執行役員とのこと。あまり話題が無いという点では、長野県知事の見解にとくに付言すべき話題がないことにも現れている。

 長野県の公式サイト内知事会見の中で、1月5日の「1兆円近い工事費の増」という数字についての質問に対して村井知事は、

 JR東海のおっしゃっておられることを十分に咀嚼するだけの情報を持ち合わせていません。
と答えている。JR東海側からより具体的な内容が示されない限り、長野県側からは何かを示すということはないということだ。まあ、当り障りのない内容だ。なによりも具体的な数字が出てくれば、長野県側にとって良い話はほとんど無いであろうから。

 また、1月16日には、Bルートについて以下のように回答している。

 Bルートということで長野県内は一度整理がされた経緯がありますから、私の立場としましてはそういう県としての過去に行われました意思決定というものは尊重しなければならない訳であります
知事の政治的な立場からすれば、長野県内に対して穏当な回答といえるだろう。それにしても、もう少し踏み込んだ判断が出てこないだろうか、というのは無理な話だろうか。


 次に、長野県のHP内にある目安箱の12月分を見てみる。「リニア中央新幹線のルートについて」と題したものは全部で6件。いままで詰らない回答が続いたせいか、それを指摘した上で違う回答を引き出しているものがいくつか見られる。その中には、平行在来線についてどう考えるかというものが2つある。

 12月3日の意見を受けての回答には、

 中央東線や飯田線が並行在来線となるかにつきましても、現時点では全く不明であり、今後、必要があれば国等において検討していく問題であると考えます。
とあり、12月26日の意見を受けての回答には、
 並行在来線の分離概念に当たるかも含めて全く不明
とある。長野県としては、中央リニア新幹線に関わる平行在来線問題については、今の時点ではなにも見解はないということだ。言うまでもないことかもしれないが、平行在来線は、九州、東北はもとより地元の信越線を含めて、単なる手続きではなく存続の可否を含む重大な問題事項である。最終的な存廃は別にしても、当然想定すべき問題と自分には思える。しなの鉄道を抱える当事者であることも考えれば、なんとも不甲斐無い他人事のような回答である。


 とはいっても、1月が終わって具体的な情報がほとんど出てこないという点は、長野県ばかりでなくJR東海も同様だ。JR東海側に出し惜しみするメリットがあるのかと思うのだが、長野県側から具体的な回答を引き出す為に、またなによりも地元の理解を得る為にじゃんじゃん情報を出して欲しいと思う。

 それにしても長野県側の当り障りの無い対応は、やはり気になる。他人事を装ったところで事態が変わるとも思えない。当事者として、より積極的な動きはできないものか。


 周辺のニュースをもう少し。

 「飯伊へルートを」 住民が飯田の懇談会で知事に訴え
(信濃毎日新聞 1月22日)

 (リニアのルートや駅が)違う所に行ってしまうと将来、下伊那は取り残される
 リニアが来れば、この地域はもっと明るくなる。知事は飯伊にも明るい目を向けてほしい
 これは、常套句が並んでいるだけの形どおりのやり取りと受け流すべきだろうか。すでに高速道路が整備済みで、アクセス道路となる国道も20年来かなり改良されて来ている。これ以上にインフラが整備されなければ取り残されるというのは、やはり真面目にそう思っているとは思えない。

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