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2009年8月29日

西夏陵 1、2、4号陵の開放

 西夏陵一、二、四号陵十一首次开放
(宁夏网 8月28日)

 このニュースによると、西夏時代の陵墓が集まる西夏陵の中にある歴代皇帝陵の内から1、2、4号陵が、10月の国慶節を期に初めて観光客に開放されるとのこと。また、遺跡周辺の地面保護のために限定された周遊ルートになるという。

 現在の西夏陵観光は、付帯された博物館などと3号陵を周遊するというもので、ニュースによれば観光業の発展に伴って入場者数が増えたため、3号陵に人が集中することを憂いて、1、2、4号陵も開放して緩和をはかることにしたという。


 自分が銀川を訪れた2005年の時点でいえば、3号以外の陵墓も完全に閉鎖されていたわけではない。保護の為に周囲をバラ線で囲ってあって直下まで入ることはできないものの、特に1、2号陵は陵墓全体としてはむしろ3号陵よりも残存状態が良く、中まで入らなくてもその迫力のある姿を間近で堪能することが十分にできた。

 2号陵 遠景


 ところで、陵墓群は賀蘭山山麓の荒野に点在していて、3号陵と1、2号陵の間が直線距離で4km余り、4号陵までは2kmほどとかなり離れていて、徒歩での簡易な周遊はほぼ不可能。自分は、3号陵から4号陵まで歩いて往復したが、見学時間を含めてたっぷりと1時間かかった。また1、2号陵については、まともな道路の一番近い所までタクシーで乗り付けてそこから歩いたが、それでも片道1kmを越えるため、見て回って戻るのに1時間近く必要だった。

 恐らくは道路を整備して、当時既に走っていたカートのようなものを走らせるのだろうと思うのだがどうなるだろう。上にも書いたように、1、2号陵は保存状態が相対的に良く、近い距離に二陵が並んでいる姿は西夏陵の象徴的なアングルであり、西夏陵観光の新しい目玉になるかもしれない。


 ニュースに見られるように、遺跡の保護には配慮が見られるようだ。くれぐれも極端に観光客に媚びた出来の悪いテーマパーク化などがなされないよう期待したい。


<参考>
 西夏陵(西夏史への招待)

 西夏陵 周辺

より大きな地図で 西夏陵 を表示

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コメント

次回訪れるときの参考にさせていただきます。

イベントや遊戯施設は別地域に建設した「西夏城」がになってくれるといいのですがね…

投稿: 某勉強会会長 | 2009年8月30日 12時46分

某勉強会会長さんこんばんわ

昨日はおつかれさまでした
良い勉強をさせて頂きました^^

西夏城だけにしておいて欲しいですねえ

次回の渡航を楽しみにしてます^^

投稿: 武藤 臼 | 2009年8月30日 22時59分

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