今週のシュトヘルより 「数詞」
今週号のスピリッツに掲載されたシュトヘル。ストーリー的には、一度もとに戻るというインターバルを置いて次回から新しい展開へと向かうようだ。
さて、今週号では西夏文字が10個出て来る。1から10までの数詞だ。主人公が覚えた西夏文字として、何度か書留め、さらに声をだして読み上げている。
290ページ右下には、右に1から5、左に8から10を表す西夏文字が見えている。
そこに書かれた数詞について、2つ突っ込みを。まずひとつめ。主人公は、289ページに「5:30には戻る」と日本語でメモ書きしたその隣に、西夏文字の5と3を書き添えている。3の後に10が抜けていると見るべきとは思うのだが、文字を覚えたのでとりあえず書いてみたという程度と見れば問題は無いか。
二つ目は、そこに書かれている西夏文字「3」の字形。左側の篇の形が手元の辞書類に書かれているものと少し異なっている(下記参照)。これは、実際にこういう異体字があるのか、手書きのぶれとして許容できる範囲なのか、それとも間違いとすべきか、残念ながら自分には判断がつかない。
291ページでは、主人公が自分の書いた数詞の6、7、8、9を読み上げている。西夏語勉強会で頂いた資料より、1から10までを一部簡略化してカタカナで書き出すとおおよそ次のようになる。
ラゥ、ニィ、ソ、ディル、グゥィ、チェゥ、シャ、ヤル、グゥィ、ア
ところで、主人公は西夏や西夏文字のことをインターネットで調べていた。この内、209ページの左下にある小さなコマに描かれているのは、インターネット西夏学会のサイト内にある西夏文字呼び出しというページ。ここで、「AA研コードで西夏文字呼び出し」のボタンを押して「20688」と入力。OKを押すと、上で取り上げた西夏文字の「3」が出て来る。
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コメント
数詞は、推定音を再構するとちょうど複雑な音価に相当するものばかりですね。
カタカナ表記での再現はもちろん限界があるのですが、一般の方に説明するときは毎回難儀してます。
(「四」の初頭子音ld-なんてどう表記したものか。。)
ほとんど指摘されてしまいましたが私もコメントを失礼します↓
1)5:30
漢字同様、「数字」としての「0」がないので、西夏文字で「30」を表わすには「三」+「十」が適当ですかね?
もっとも「五・半」と解釈して、夏漢字典0074の「半」を使うのがより自然に思えます。
2)「三」の偏部分
上下に「ソ」と「+」のように分解できる部分が「中」みたいになってますね。
これは主人公の書き癖ということで(汗)
崩し字だとこの部分は「光」の上部分のようにも見えるときがありますね。
投稿: 某研究会会長 | 2010年3月16日 18時19分
某研究会会長さん
こんばんわ^^
資料にある小さい添字は苦心の作なわけですね
違う言葉の発音を表現するのってやっぱり難しいのですね
三は単行本化するまでにはもう少し直して欲しい気もします
どうなりますか
ストーリーがどうなって行くのか
さっぱり分らなくなりました
来月号も楽しみです^^
投稿: 武藤 臼 | 2010年3月18日 00時56分