西夏語勉強会
昨日、今年2回目となる西夏語勉強会が開かれた。1回目に私用で参加できなかったのでだいぶ間が開いてしまった。
今回の教材のひとつが、昨年京都国立博物館で開催されたシルクロード 文字を辿ってに展示された「弦楽器図」。
墨書された西夏文字は、数詞とそれ以外に分けられ、その内数詞の方が崩しの度合いが大きいとのこ。西夏文字の崩しの実例として解説して頂いた。
また、そもそも描かれているものが何だったのかという点、書き込まれた西夏文字の釈字をはじめとして、短い時間ながら興味深い議論となった。
荒川先生より『西夏時代の河西地域における 歴史・言語・文化の諸相に関する研究(アジア・アフリカ言語文化研究所/2010年)』を頂戴した。以下の5本の論文を集録している。ありがとうございます。
楡林窟第29窟男性供養人像に見る西夏の官制---官僚登用制度を中心に---
佐藤貴保
ロシア蔵カラホト出土西夏榷場使関連漢文文書群録文訂補
佐藤貴保
敦煌石窟群調査報告---西夏支配期における敦煌石窟群について---
向本健
日本における西夏・タングート研究文献目録・続(稿)
佐藤友則
莫高窟・楡林窟・東千仏洞西夏文題記訳注
荒川慎太郎
| 固定リンク
「収集資料」カテゴリの記事
- 西夏語勉強会(2010.04.19)
- ティムールとトクタミシュ(2008.05.22)
- 頂き物(2008.05.13)
- 東京遠征の戦利品(2008.03.30)
- 遼金西夏史研究会(2008.03.26)
「西夏史」カテゴリの記事
- 西夏語研究新論(2013.09.08)
- 西田龍雄氏死去(2012.09.30)
- 今月のシュトヘル(2011.09.30)
- 第11回遼金西夏史研究会大会(2011.03.21)
- 今月のシュトヘル(2011.01.29)
コメント
「正解を証明できない問題」というのがもどかしいですが、たまにこういった資料に皆で悩むのもいいですね!>弦楽器図
投稿: 某勉強会会長 | 2010年4月20日 18時28分
某勉強会会長さん
先日はお忙しい中
ありがとうございました^^
久しぶりだったせいかどうか
どちらも興味深い教材でしたね
当分私生活はバタバタしていそうですので
このブログを含め活動縮小状態が続きますが
やはり
西夏については細々とでも続けて行きたいですねえ^^
ありがとうございました
投稿: 武藤 臼 | 2010年4月21日 07時52分
西夏語勉強会を加入したいんです
私は西夏文字が4000余りできる 諸君と一緒に交流したい
私のQQ:408687898
skype:qq408687898
zingchat:qq408687898
e-mail:408687898@qq.com
投稿: Lam | 2010年6月21日 23時59分