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2010年7月26日

今月のシュトヘル

201007261

 シュトヘルの連載が、今月から同じ小学館の月刊スピリッツに移動した。週刊誌連載時から月一連載だったのでペースは変わらないものの、両誌のネームバリューを考えれば世間的な露出度はだいぶ下がるだろうか。

 30日には、単行本の第3集が発売されるとのこと。月刊スピリッツにはその表紙が載っている。第3集の表紙はユルールの兄で、シュトヘルを追っているハラバルとなる。


 今月号のシュトヘルには、新しい人物が数人登場する。その内の一人が、西夏国の番大学院長という人物で名を吉祥山。フリ仮名はグルシャンと振られている。「吉」で夏漢字典をひくと、吉、瑞、慶などの意味をもつ文字(夏漢字典の文字番号で4031)の引用熟語の中にそのもの「吉祥山」が載っていて、「雑字」と呼ばれる文献に人名として集録されているとのこと。

 夏漢字典集録の「吉祥山」それぞれの文字(文字番号4031-4437-3763)の発音記号を並べると gju - rjur - sia となり、グルシャンのンに当たる発音が見つからない。また、1文字目gjuも2文字目rjurも漢語とはだいぶ違う音のように見えるが、3文字目siaについては字典に「漢語借詞」とある。


 今月号には、山賊風情の自称金国軍人なる集団が登場する。彼らの描かれている身なりが、どこまで女真人のものを再現しているのか、誰か女真に詳しい人が解説してくれないだろうか・・・

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