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2010年9月 5日

8月のシュトヘルより「ミ」

 先週発売された月刊スピリッツ掲載のシュトヘルには、番大学院長グルシャンが書き留めた「番大學院藏書録」なる巻物が登場する。この番大學院藏書録というおもて書きには6文字の西夏文字が併記されている。

 夏漢字典をひくと、一文字目(発音はミ)には「タングート族の自称」との説明が付けられ、そのもの「番大學院」という用例が紹介されている。この一文字目のミは、以前紹介した西夏文字Tシャツにプリントされている西夏文字「ミ文字」の一文字目と同じものでもある。

 夏漢字典のミの項には、他の用例として西夏文字の代表的な字典である「夏漢合時掌中珠」の語が掲載されている。夏漢合時掌中珠の西夏文字表記は、同字典の序文にあるとのこと。ミという部族の自称に番の時を当てていることに興味を惹かれる。


 次に再度夏漢字典をひく。「番大學院藏書録」の藏書録の3文字には、根、本、典の意味を持つ文字と綱、歴、簿の意味を持つ文字のが当てられている。これで漢字7文字に対して西夏文字は6文字というわけである。

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